日本陸軍の主力・97式中戦車
97式中戦車は、太平洋戦争でも主力として活躍、そのほとんどが失われた。
1975年8月、元陸軍戦車兵、下田四郎氏が私費を投じて、サイパン島の土中から2両を掘り出し、貨物船で日本に輸送。靖国神社と富士宮市の若獅子神社(陸軍戦車兵学校縁の神社)に寄贈した。
1975年夏、靖国神社に展示された時の様子。
再び、日本の地を踏むことのなかった戦友を偲び、帰還を実現させた強い思い。
その約1か月後。下塗りが始まっていた。
第九戦車連隊「五島戦車隊」第五中隊の車両とのこと。
バズーカ砲の跡か・・
サイパン島では、1944年6月17日夜半から、太平洋戦争最大の戦車戦が繰り広げられた。

約30両の戦車で、米軍に突入した第9戦車連隊だったが、1両を残し翌日早朝までに壊滅。
土中に埋まっていたため、ボロボロのエンジン。
このような色で厚く塗られた。
その後は、長らくこの状態に。
そして2002年、大改修された遊就館に収められ、現在に至る。
2026年4月の様子。
鉢巻アンテナは修復。機銃は発掘当時のままの向き。
装甲の薄さがよく分かる。
ライトも修復されている。
もう一両の「若獅子神社」にある車両は、下田氏が所属していた、第三中隊の車両で、ほぼ発掘当時のまま。はるさんのブログからお借りしました。




































