こんちわ♪


本日は稼働なしでした!


昨日の夜はスロッター奮闘記 のカズさんと友達のT君と

安居酒屋に行ってました~♪


スロ談義はおもろいですねぇ。


そんなこんなで、今日は本人もすっかり忘れてた…


空回りのスロット~ホームレス3話目~です。


一応、続き物なんで…1話目 2話目 を読んでからどうぞ♪


まぁ僕の借金生活初期の話です。


長いんでヒマなときに読んでくれればと思うしだいです。


今回は僕がブログ立ち上げたくらいまでのお話です♪


DO YOU LIKE PACHI-SLOT??




空回るリールと空回る人生。


明日の事も分からないのに未来が分かるはずもない。


1年後の事よりも明日の種銭。


そんな借金返済初期の何十の夜と昼の話もコレにて完結。


物語はこのブログのトップへと続く。



空回りのスロット~第3話~

「LIKE A ROLLING STONE…」



再びボトルは回り始めた。


おいしい台がつもれず…妥協した台に座る日々。


勝ち分が伸びない…


何時だって少数派は角においやられて、

きずけばイス取りゲームにすら参加さしてもらえない。


人生がゲームだとするなら、そのゲームにさえ参加できてねぇ。


キリキリ胃が痛む。


不安で眠れない日々…


種銭がつきればソコで終了の借金返済。


いくら余裕が多少出来たとしても、勝たなきゃ種銭は減っていく…


勝たなきゃ…勝たなきゃ…


人に…


友達に…


キツクあたってしまう。


hello hello how low?

(やぁ、どれぐらいひどいんだ?)


それでもデータをとりホールに向かう。


ホールのなかでは顔色を変えず、出来るだけ冷静に…


チームの奴らがこっちをバカにしてることに気づいても…


例え道が険しくても…


どっちかに歩けばトンネルは抜けるだろ?


…もし、そうじゃなかったら?


…そんときゃソコで終わるだけ。



ある日、事件が起こった。


月一の珍しく高設定(といってもたかが知れてる)の入るイベントの前日。


外では、すでに人が並んでた。


チームの1人が外で待つ。


累計では色々なチームがかち合ってた。


ハイエース軍団。チンピラ達。ジャージー軍。見たこともない奴ら。


…いってしまえば田舎のヤンキー。


背中には何故か可愛い犬のプリントの入ったジャージ。


…服はやっぱ雑誌とか、ジャージ通信みたいなのでチェックすんだろうか?


とにかく、閉店のシャッターが閉まると同時に雑誌は並ぶ。


頭の悪い奴らの雑誌の置き方は、見たら分かる。


重なり並ぶ雑誌達。


2列おきか3列おきかも分からしねぇ。


警備員も収集がつけれない様子。


立ってるだけなら誰でもできるだろ?



次の日。


俺は稼働しなかった。


どうせ無理だと踏んだから…次の日も稼働しなかった。


夜、他の店にデータ取りにいった。


人間、一度した事をもう一度繰り返すことは何でキツイんだろ?


一度やってるんだ。できるはずだろ?


結局、3日目の夜にはマイホームにデータを取りに行った。


ここで堪え忍ぶしかないのか?


ゆっくり歩いてトンネルの出口を待つしかないのか?


俺の歩いてる方に出口はあるのか?


データを取りに裏口から入店しようとしたとき足が止まった。



「入場方法変更のお知らせ。」



…風が吹いた。


警備員に聞く所やはりイベントの日に入店してから、

大もめになって警察がきたらしく整理券方式になったらしい。


バカはいつでもリアリティが足らず、自分で自分の首をしめる。


何かをしてそれによって返ってくる結果が想像できないからバカなんだ。


…とどのつまり、早く来て並べば良いわけだろ?


文句を言ってる奴らもいた。



俺は……負ける気がしなかった。



次の日。


俺は4時に並んだ。


まだ肌寒い季節の中、開店までシャッターを見続けた。


行くかう人々の視線から隠れるようにしゃがみこんだ。


コーヒーを飲んで、タバコを吸って…ひたすらに待った。


結局、誰も来なかった。


早く並んだ意味は無かった。


でも、嬉しかった。例え並び損だとしても座れて嬉しかった。



回転するリール。回転する人生。



その日はおそまつで5000枚でた。次の日は鬼武者で4000枚でた。


いつの間にかトンネルからは出ていた。


出口は俺の進んでる方向だった。


ぬるい空気になれすぎてたライバル達はこなくなった。


残ったのは話のできる…スロットの好きな奴だけ。


もちろん、トンネル抜けてもそこは険しいサバンナで…


油断してると喰い殺される。


それでも…イス取りゲームに参加できるのなら勝つも負けるも自分次第。


参加さえできれば全ては自己責任。



…その後も何度もイヤな思いはした。


割り込みも何度もされたし。


…前に若い兄ちゃんが1人いて、後から1人来た。


割り込むようなら文句いおうと考えてると…


「何打つん?」


前の奴らが聞いてきた。


「○○の何G。」


俺は答える。そしてオウム返しに相手にも聞く。


「何うつん?」


「○○やな。お兄さんとは違う台やで。」


…どうやら俺とは違うみたいだ。


狙い台が俺と違ってツレと一緒がイイなら、

先に並んでもいいという話をして…入店した。


俺の言った台にはそいつが座ってた。


「お兄さん!そりゃねかろう!?」


「違うの座る言うから、先いってもいいっていったんやろうが!?」


「はっ。…しらんな!」



…何時だってリールは空回る。


マンガのヒーローの様に殴る訳にはいかない。


なんで、俺がこんなガキに…必死で我慢した。


バカらしさに耐えた。


全て捨ててしまいそうな、自分自身に耐えた。


何度もイヤな目にあってもホールに通った。


何時の間にか春が過ぎて、初夏が近づいていた。


俺は以前から興味のあったブログを立ち上げることにした。


種銭にも余裕が出来た。


返済も少しずつ軌道に乗り始めた。


少しずつたのしくなってきた。


スロを愛し。


スロで喰う。


正しいかどうかなんか興味はないし、他人がどう思うが関係ない。


自分自身のリールを何処で止めるかは自分で決めればいい。


制御ではじかれ、クソみたいな目の時もある。


思いもよらずに滑って入る時もある。


何千ゲームもREGしか来ない日だってある。


この台でいいのか不安で眠れない夜もある。


でも…


よそ見をしてる内にBIGが揃う事だってあるだろ?


連チャンが止まらずドル箱が積み上げられてる時だってあるだろ?



リールが回るかぎり、人生は回る。


リーチ目入った瞬間の一瞬の輝きを求めて…


taco


リールはいつも空回る。




空回りのスロット~ホームレス~第3話目完。


このブログのトップへ続く。



BGM NIRVANA / SMELLS LIKE TEEN SPIRIT