昨夜の晩御飯は、鍋にした。

娘を児童施設のカウンセリングに連れて行って、娘の希望の遊びをして、

犬の散歩に行って、買い出しに出て・・・

 

スーパーでいつも立ちすくんでしまいます。

何を作ればいいのか、何を買えばいいのか、全く思いつかなくなります。

鬱なのかな、と思ってしまったりもします。

 

娘が食べれるものは、限られているし、

あぁ、そうだ、あの洗うのも使うのも面倒臭い炊飯器は、まだ洗ってなかった、

こびりついた米粒が取れにくかった。

などと考えていると、米を炊かずに済む鍋にしようと思ったのです。

 

娘は鍋のスープもこだわりがあります。そしてうどんを中に入れて主食にします。

しかし、夫はそれを嫌がります。

お肉は豚肉で、赤と黄色のシールがついているのを買います。

生きているだけでありがたいのかもしれないです。

 

いつものスープがなかった、娘は荒れるだろうか。

そんな不安の中、二人でご飯を食べ始めました。

娘は「これもありだな」などと言ってました。

私の記憶も曖昧ですが。

 

二人で鍋を挟んで座った。

テレビを見ながら一緒に食べた。

娘が美味しいと言ってくれた。

お肉も美味しいと言ってくれた。

 

穏やかに落ち着いて、会話をしながら鍋を食べた。

いつもの濃厚味噌でなく、とんこつ醤油味なのに、穏やかに食べた。

こんな当たり前の晩御飯の一場面だけれど、

嬉しくて涙がこぼれた。

こんなことが日常の当たり前になっている家庭が羨ましい。

そして、なんで我が家では出来ないんだろう、と思うと逆恨みにも似た悔しい感情さえ

芽生えてしまう自分が嫌になってしまいました。

 

この幸せな瞬間は長くは続かないから、このまま消えてしまいたいと思うのです。