おひさしぶりです~
唐桑はだいぶ寒くなってきました。
昨日はなんと・・!
雪もふりました~
こっちに来る人は防寒対策をしっかりしてきてくださいね^^
今回は、私がずーっと乗りたくて仕方がなかった巨大マグロ船に
ついに乗れたときのことをレポートしたいと思いまーす。
唐桑にはかつて遠洋漁業のマグロ船に乗っていた漁師OBの方々がたくさんいます。
1年間かけてマグロを追いながら世界中を航海し、
家にいるのは1年のうちのたったの2~3ヶ月。
それ以外はずーっと船の上で生活するんです。
それもね、中学卒業してすぐにだよー。
4~50年前はマグロ漁船に乗るのが
他のどんな仕事をするより
いちばん稼げたんだって。
1年間の航海が終わると
数千万の札束をかかえて帰ってきて
豪遊しまくるんだって。
全然想像つかない・・・
ということでかねてから見てみたかったマグロ船の中を
見学させてもらいました~!!
まず甲板!
とったマグロは船員みんなで
ここに引き上げられます。
で、死んだマグロの体に血がまわらないうちに
血抜きをするんだって。
ここで内臓をとるらしい。
で、そこから冷凍保存庫へ。
急速冷凍でベルトコンベアーにのせられて、
船の下に運ばれます。
次に船がどこかの港で水揚げされるまで、ここでおやすみマグロちゃん。
船員の生活はというと、、、
完全に生活空間が船の中にありました。
まずキッチン。
ここで船員20人以上のご飯をつくるコックさんがいる。
サンジだね。
コックは朝昼晩の食事を全部つくるんだって。
しかも船員は大半がインドネシア人。
みんなの口に合うようご飯を1年間毎日つくるんだよー
直接漁には携わらないけど、
ご飯たべなきゃみんな働けないからね、
これも超必要不可欠な仕事だー。
1年間の出船をする前に、
コックは大量の食材を買い込み、船に積む。
その大量の食糧を積む食糧庫がこちら~
元漁師の話によると、
ご飯のメニューは丘でたべるものとなんら変わりなく、
ただ唯一、生野菜があまりとれないんだって。
生野菜は冷凍保存むずかしいもんねー。
で、そのご飯をみんなで食べる食堂がここ。
食堂ではお酒を飲むことは一切禁止らしい。
酒を飲むとみんな熱くなってケンカが起きるから。
各部屋に帰ってからひとりで晩酌をするんだって。
次におふろ!
じゃじゃーん
4つシャワーがついてるけど相当せまいです。
夏は甲板で海水シャワーをあびることもあるそう。
でも湯船にお湯貯めてゆっくりお風呂に入れる時間って至福の時だよね。へへ。
そしてトイレ!
トイレはインドネシア人用と日本人用に分かれてる。
日本人は洋式なんだけど、
インドネシア人は洋式の使い方がわからないから
和式なんだって。
この写真は日本人用。新しい船だったからキレイ。
ウォシュレットも完備だーい。
もちろん洗濯機も完備よ。
みんなの部屋につながる廊下。
ホテルみたーい!!
だいたいは4人部屋か2人部屋。
船頭や通信士、機関長レベルになると
個人で1つの部屋なんだって。
写真はないけど、
ベッドは相当せまくって
寝返りがうてない。
船が揺れるから
寝返りがうてないように
わざとせまくしてるんだって。
せまいベッドに1年間も・・・
背中痛くなりそう・・・
マグロをとるには「はえ縄」という技法を使うらしい。
何十キロにもわたる長さの縄に、
いっぽんいっぽん鯖やらイカやらつけて
ずーっと船を走らせながら
海におろしていく。
で、また戻って引き上げ。
その繰り返しを1年間ずーっとだよ。
しかも船の上での共同生活。
体力的にも精神的にも
相当きついだろうなー・・・
そして
実はこの遠洋マグロ船、
唐桑が誇る勇壮な家「唐桑御殿」と深いつながりがあるのです。
というのも、、、
かつて遠洋漁業に従事していた漁師たちは、
家にいる期間が短いので、
せめて丘にいる間は
広々とした家で過ごしたい、
自分がいない間苦労をかける家族には
立派な家に住まわせてあげたい、
という想いから、
瓦屋根の勇壮な御殿をまわりと競うように建てました。
それが今も数多く唐桑には残っているのです。
もう今では建てられないといわれるほどのつくり。
県外からきた有名な建築士は
この豪邸が並ぶ唐桑を
「屋根のない博物館」
といったそうです。
この景色、御殿は
これからも残していきたい
唐桑の魅力のひとつです。
以上、
えまめレポーターの
遠洋マグロ漁船レポートでしたっ
えま
唐桑はだいぶ寒くなってきました。
昨日はなんと・・!
雪もふりました~
こっちに来る人は防寒対策をしっかりしてきてくださいね^^
今回は、私がずーっと乗りたくて仕方がなかった巨大マグロ船に
ついに乗れたときのことをレポートしたいと思いまーす。
唐桑にはかつて遠洋漁業のマグロ船に乗っていた漁師OBの方々がたくさんいます。
1年間かけてマグロを追いながら世界中を航海し、
家にいるのは1年のうちのたったの2~3ヶ月。
それ以外はずーっと船の上で生活するんです。
それもね、中学卒業してすぐにだよー。
4~50年前はマグロ漁船に乗るのが
他のどんな仕事をするより
いちばん稼げたんだって。
1年間の航海が終わると
数千万の札束をかかえて帰ってきて
豪遊しまくるんだって。
全然想像つかない・・・
ということでかねてから見てみたかったマグロ船の中を
見学させてもらいました~!!
まず甲板!
とったマグロは船員みんなで
ここに引き上げられます。
で、死んだマグロの体に血がまわらないうちに
血抜きをするんだって。
ここで内臓をとるらしい。
で、そこから冷凍保存庫へ。
急速冷凍でベルトコンベアーにのせられて、
船の下に運ばれます。
次に船がどこかの港で水揚げされるまで、ここでおやすみマグロちゃん。
船員の生活はというと、、、
完全に生活空間が船の中にありました。
まずキッチン。
ここで船員20人以上のご飯をつくるコックさんがいる。
サンジだね。
コックは朝昼晩の食事を全部つくるんだって。
しかも船員は大半がインドネシア人。
みんなの口に合うようご飯を1年間毎日つくるんだよー
直接漁には携わらないけど、
ご飯たべなきゃみんな働けないからね、
これも超必要不可欠な仕事だー。
1年間の出船をする前に、
コックは大量の食材を買い込み、船に積む。
その大量の食糧を積む食糧庫がこちら~
元漁師の話によると、
ご飯のメニューは丘でたべるものとなんら変わりなく、
ただ唯一、生野菜があまりとれないんだって。
生野菜は冷凍保存むずかしいもんねー。
で、そのご飯をみんなで食べる食堂がここ。
食堂ではお酒を飲むことは一切禁止らしい。
酒を飲むとみんな熱くなってケンカが起きるから。
各部屋に帰ってからひとりで晩酌をするんだって。
次におふろ!
じゃじゃーん
4つシャワーがついてるけど相当せまいです。
夏は甲板で海水シャワーをあびることもあるそう。
でも湯船にお湯貯めてゆっくりお風呂に入れる時間って至福の時だよね。へへ。
そしてトイレ!
トイレはインドネシア人用と日本人用に分かれてる。
日本人は洋式なんだけど、
インドネシア人は洋式の使い方がわからないから
和式なんだって。
この写真は日本人用。新しい船だったからキレイ。
ウォシュレットも完備だーい。
もちろん洗濯機も完備よ。
みんなの部屋につながる廊下。
ホテルみたーい!!
だいたいは4人部屋か2人部屋。
船頭や通信士、機関長レベルになると
個人で1つの部屋なんだって。
写真はないけど、
ベッドは相当せまくって
寝返りがうてない。
船が揺れるから
寝返りがうてないように
わざとせまくしてるんだって。
せまいベッドに1年間も・・・
背中痛くなりそう・・・
マグロをとるには「はえ縄」という技法を使うらしい。
何十キロにもわたる長さの縄に、
いっぽんいっぽん鯖やらイカやらつけて
ずーっと船を走らせながら
海におろしていく。
で、また戻って引き上げ。
その繰り返しを1年間ずーっとだよ。
しかも船の上での共同生活。
体力的にも精神的にも
相当きついだろうなー・・・
そして
実はこの遠洋マグロ船、
唐桑が誇る勇壮な家「唐桑御殿」と深いつながりがあるのです。
というのも、、、
かつて遠洋漁業に従事していた漁師たちは、
家にいる期間が短いので、
せめて丘にいる間は
広々とした家で過ごしたい、
自分がいない間苦労をかける家族には
立派な家に住まわせてあげたい、
という想いから、
瓦屋根の勇壮な御殿をまわりと競うように建てました。
それが今も数多く唐桑には残っているのです。
もう今では建てられないといわれるほどのつくり。
県外からきた有名な建築士は
この豪邸が並ぶ唐桑を
「屋根のない博物館」
といったそうです。
この景色、御殿は
これからも残していきたい
唐桑の魅力のひとつです。
以上、
えまめレポーターの
遠洋マグロ漁船レポートでしたっ
えま