無事に手術が終わったとの

連絡を受けて、

NICUの看護師さんが

呼びに来てくれました。

 

そのまま一緒に

先ほどの手術室前の廊下に行き

しばらく待っていると、

息子を乗せたコットが

出て来ます。

 

ああ、良かった・・・。

無事で、ちゃんと生きている。

 

まだ全身麻酔で眠ってはいますが

息子の顔は赤みがさしていて

ちゃんと呼吸をしているのが分かりました。

 

夫「先生や皆さん、ありがとうございました」

 

私「本当にありがとうございます」

 

息子の横に

今回の手術を執刀してくれた

小児外科の先生がいたので

夫とお礼を言うと・・・

 

先生「やっぱり他の臓器と分画肺が繋がっていなかったので、無事に摘出できました。それに、ちゃんと左肺も上葉と下葉がありましたよ」

 

夫「本当ですか?!」

 

先生「分画肺に圧迫されて見えなかっただけで、ちゃんとありました。なので大丈夫です。それに、分画肺を取り除いた瞬間、血圧が20ぐらい上がったので、どうやら血圧が低かったのも、分画肺のせいだったようです」

 

なんと!

心配していた肺の上葉が

ちゃんとあっただけじゃなく、

血圧までもが分画肺を摘出したことで

改善したとのこと。

コレは私たち夫婦だけじゃなく

先生方も予想外だったようです。

 

先生「分画肺に大きくて太い血管が通ってたんで、そっちに血圧を持っていかれていたんでしょう。手術中にいきなり上がったので、もう血圧の点滴も外して大丈夫になりました」

 

夫「そうですか。良かった・・・」

 

先生「早めに手術して良かったと思いますよ。そのままだったら心臓に負担がかかっていたので、違う問題が起こっていたかもしれない」

 

ひょっとして、

心拍異常や低体重も

それが原因だったのかも?

ふと、それを聞いて

思いました。

 

CPAMベビーは大学病院でも

かなりめずらしい存在らしいので

やっぱり色々と予測不可能なことも多いようです。

※2万人~3万人に1人ぐらいの確率で、この大学病院でも年間に数例あるかないからしい。。。

 

先生「あと、傷口の方ですが、2.5㎝です。やっぱり切除した分画肺を取り出すのに、ある程度は切らないといけなかったので」

 

事前に聞いていた通り、

息子の左脇の辺りには傷が残りました。

抜糸まではテープを張っていたため

見えませんでしたが、

新生児の回復力なら1週間程度でふさがり

跡もそんなに残らないそうです。

 

ちなみに、4月現在では

こんな感じです。

 


縦に赤いのは傷に貼っている

形成テープのあとで、

よっぽど近くで見ない限りは

傷自体はほとんど分からないように

なっています。