助産師さんに教えてもらって

サラシを巻くようになると、

自分でもビックリするぐらい

赤ちゃんの心拍が安定するようになりました。

 

今まで

1日3回以上は下がっていた心拍が、

サラシを巻いた日から

ほとんど下がらなくなったんです。

 

その後も何度か、

「このまま帝王切開か?!」と

思う危機はありましたが。。。

 

心拍の平均も、

高くて120台だったのが

140が平均になって

160とかになる時もありました。

 

サラシ、すごい!

これなら、予定日前後まで

いけるんじゃないの?!

 

心拍が下がることが少なくなって

私のメンタルも回復ぎみです。

また、胎動もどんどん活発になっていきました。

 

でも、

臍帯巻絡や肺の異常が影響したのか

赤ちゃんには新たなる問題が・・・

 

先生「うーん、全然大きくならないね」

 

2日に1回のペースで

エコー検査をしてもらっていましたが

入院した頃から気になっていることが

もう1つありました。

 

妊娠30週で

1800g前後だった息子の体重が、

35週を超えても

まだ2000gに達していなかったのです。

 

つまり、

お腹の中でほとんど成長していない状態。

 

通常であれば

妊娠後期はどんどん成長して

産まれる頃には3000gを超えて

いなければいけないのに。。。

 

これもまた原因不明で、

私を悩ませる原因の1つになっていました。

 

私「このまま大きくならなかったらどうなりますか?」

 

先生「あんまり成長しないようだったら外に出してあげた方が大きくなるけど、大切なのは体重より週数だから。肺や臓器が出来上がっていれば体重が小さくてもリスクは減らせるし、産後に大きくすればいいよ。とにかく今は、妊娠を継続させることを優先させましょう」

 

私「週数の方が大切なんですね。分かりました」

 

先生「ただ、辛口さんの場合は臍帯が3重に巻き付いているので、このまま小さいと帝王切開の可能性は高くなるかも」

 

私「え?!そうなんですか?」

 

先生「産まれてくる時に臍帯が巻き付いていると締まって、下りて来られなくなるケースがあるから・・・。小さいと更にしんどくなるし、途中で心拍が下がって緊急帝王切開に切り替わることが多いね」

 

私「途中で・・・」

 

先生「私の経験だけど、2000g以下の赤ちゃんが巻いた状態で普通分娩で産まれてくるのは珍しいよ。私はまだ見たことない」

※この先生は若い先生でした。

 

私「そんなに珍しいんですか・・・」

 

先生「出産に絶対は無いし、まだ分からないけどね。体重がこれから増えていくかもしれないし」

 

私「そうですね。頑張って増やします」

 

先生の話では、

このまま小さいと帝王切開になる

可能性が高いそうですが

私はできれば普通分娩で産みたいと思ってました。

 

自分のお腹を切られる恐怖もありましたが

それよりも・・・、

息子の肺呼吸に不安があったからです。

 

主治医の先生から聞いた話では

帝王切開だと

突然、肺呼吸に切り替わることになり

リスクが高まるという話だったので。。。

 

少しでもリスクの少ない出産をしたい。

息子が産まれた瞬間に、

ちゃんと産声を聞いて安心したい。

 

そんな気持ちを抱えながら

私の入院生活は、

奇跡的に37週目の

生産期にたどり着いたのです。