分娩台に寝かされて
息子の心音を聞きながら、
私は祈る事しかできませんでした。

まだ32週の赤ちゃんは1800gぐらいで
肺がある程度は出来てるとは言っても
産まれるには小さいです。

もう少し育ててあげたい!
ああ、でも‥‥ここまできたら覚悟を決めて産むしかない!
病院の先生や助産師さんを信じてお任せするしか。。。

そんな事をグルグル考えていたら、
分娩台の上にいるのが『最初の妊娠で流産した時』以来だと気づきました。
※病院は別の病院です。

あの時はまだ10週目で、
全身麻酔から目が覚めたら
泣きそうな顔をした旦那さんが隣にいました。

このまま産むことになったら、
旦那さんにも連絡してもらわないといけない。
あ、でも、ちゃんと病院の人がしてくれるんだっけ?
いや、でもそれだと、間に合うの?

なんだか間抜けな話ですが
パニックしている自分と、不安と、妙に冷静な自分が混在しています。
そして、あんなに怖いと思っていた出産に対して、冷静な自分がこのまま産むことを受け入れつつある。

うまく言葉に出来ませんが、恐怖と不安に対して母親としての本能が上回った、っていう感覚です。
ひょっとして、同じような話を友達とかにも聞いたことがあるので、同じような感覚に覚えのある方もいますかね?
開き直りとも違う特別な感覚。

でも私の本能よりも、
お腹の息子の生命力の方がもっともっと強かったみたいです。
分娩台の上では、もう一度だけ心拍が90前後に下がるものの、その後は安定してました。
なので、帝王切開は見送り→念のためにエコー検査で様子を見てみることに。。。


続きます!