どうも、こんにちわ、見世物パンク一座ストロベリーソングオーケストラに所属しています、疫馬車虫佐です。
ストロベリーソングオーケストラでは演劇とバンド音楽を融合させ、
虚構と現実の狭間の世界を表現してるアンダーグラウンド集団です。
はっきり言って劇団伽羅倶梨さんの世界観とは真逆の世界観を構築しております。
しかし今回の伽羅倶梨さんの35周年公演は今までとまるで違います。
そう言った意味では普段僕がストロベリーソングオーケストラで構築してる世界に近いかもしれません。
今回の公演「ラストダンスは永遠に」では、人間の業みたいなものが濃く表現されています。
もちろん、今回も徳田ナオミ脚本作品なので、彼女のテイストで彼女なりの解釈で、人間の汚い部分や痛みが描かれています。
35年彼女が伽羅倶梨で積み重ねてきた重さみたいものを感じます。
お芝居作りは正直楽しいだけではありません、苦悩があり、より良いものが生まれます。
何十年と生きて表現してきた今だからこそそういうものが描かれるんだと思います。薄っぺらいものではなく、より説得力を持って。
だけど暗い作品では決してありません。
僕はそういう影を描くから光がより輝くと思います。そこにある一筋の光。それが希望です。
僕の所属するストロベリーソングオーケストラもいつもそういうのを表現しています。だから今回僕に出演オファーがきたのかもしれません。
そして今回は徳田尚美さん自身が主演をつとめます。
近年ずっと作演出に徹してきた彼女の今作に対する意気込みがそこでも感じます。
脚本と演出と主演と座長を僕も経験したことありますが、相当しんどいです。
そうやって自分を追い込むことで苦悩から生まれ落ちる素晴らしい「何か」を
皆さんにお見せしたいのではないでしょうか。
それがいったいどんな「何か」なのかは、自らの目で自らの耳で確認しにきて下さい。
はっきり言ってその価値のある公演です。
僕は伽羅倶梨さんとは七年の付き合いになります。
伽羅倶梨の作品は15作品以上は見ています。
断言しますが、今作品は35周年記念公演に相応しく、伽羅倶梨史上、最高傑作です。
演劇という生モノはその時にしかありません。
これを逃すともう同じものは一生見れません。今が今にしかないように。
35周年の春の、ラストダンスを見に来て下さい。
続きましてブログを書いてくれるのは今作品で、僕のお姉さんを演じる方です。
ストロベリーソングオーケストラの疫馬車虫佐でした。
あと写真は本文とまるで関係ない、今作の稽古場風景の写真です。