道は違えど、思いはひとつ。
政争の嵐の中、三兄弟の絆が試される
神山藩で代々筆頭家老の黛家
三男の新三郎は、兄たちとは付かず離れず
道場仲間の圭蔵と穏やかな青春の日々を過ごしている
しかし人生の転機を迎え、大目付を務める黒沢家に婿入りし
政務を学び始めていた
そんな中、黛家の未来を揺るがす大事件が起こる
その理不尽な顛末に、三兄弟は翻弄されていく
令和の時代小説の新潮流「神山藩シリーズ」第二弾!
(あらすじより…)
「高瀬庄左衛門御留書」に続くシリーズ第二弾!
ということで以前から読みたいとは思っていたのですが
なかなか手が出ず…
奇跡的に予約本が切れたタイミングで
やっと借りることができました…
結構厚みがあって大丈夫かな?と思ったのですが
読み始めるとスルスル進みました…
気楽な三男坊だった主人公が
思いがけない婿入り話を受けることによって
運命に翻弄されていくようになる様は圧巻!
一体どうなってしまうのか?で終わった一部に対して
十三年後が語られる二部では
多くの謎を孕んだまま見違えるようになった主人公が
活躍する様が語られます…
ラストに主人公の脳裏に浮かぶのが
まさかのあの人で絶句!!
いやあ、面白かったです…
第三弾もすでに出ているので
またゆっくり読めそうなタイミングで!