昆虫好きの心優しい青年・えり沢泉
彼は行く先々で事件に遭遇する度、真実を解き明かすと共に
巻き込まれた人々の悲しみに寄り添うのだった……
ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、射殺事件の謎を追う「白が揺れた」
花屋を訪れた客たちの注文から、ある人間関係の真相が浮かび上がる「赤の追憶」
埋蔵文化財センター宛に届いた
工事現場から不穏な埋蔵物が出たという連絡がきっかけで
過去の捏造騒動の真実を暴く「黒いレプリカ」など全六編
日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を受賞した『蝉かえる』に続く
〈えり沢泉〉シリーズ最新作!
(あらすじより…)
書店で見かけて是非読みたいと思いつつ
どうせうちの図書館はリクエストしなきゃダメだろう…
と思っていたら、普通に入荷しました(笑)
相変わらず「えり」の漢字が私のiPadでは出てこないのですが
シリーズ第三弾です…
「赤の追憶」は以前アンソロジーで読んで感動した作品!
「黒いレプリカ」と「青い音」も良かったです…
どのお話も色がタイトルについてるのですが
えり沢くんシリーズですから、虫のエピソードも毎回出てきます!
全体的にトーンが暗めなのですが
えり沢くんがユーモアを滲ませていて重くならず
後日談的なお話もあって
これぞ、連作!という感じで楽しく読みました…
また次作を楽しみにしています♫