Gboardの不具合に気づいてしましました。
ユーザー辞書単語登録している語句がきちんと変換しません

単語登録している子どもの名前が、変換キーを推しても候補に出てきません。

100%候補に出ないわけではないのですが、かなり高い確率で候補に出てきません。

単語登録した語句が変換するのではなく、過去の学習効果によってたまたま変換候補に出ているような印象を受けます。

Playストアのレビューを見ると、単語登録が反映されない、という書き込みが散見されます。

そこで、アルテ日本語入力に戻ろうかと思ったのですが、Gboardのレビューで見かけた「Flick(旧みんなの顔文字キーボード)」を試してみることにしました。



「Flick」は FireHDでも使えます。

(FireHDはアプリが少ないので、デフォルト以外で唯一選択できる日本語入力です)
実は、FireHDではあまり日本語入力することがないので、殆ど使っていませんでした。

今回、スマホに「Flick」をインストールしてみて、

「GODAN入力」を使う身として驚きました。


「Flick」の特徴や利点を書き記します


1.「GODAN改」
FlickのGODAN入力は、「GODAN改」と名付けられており、通常のGODAN入力とキーの配置が違います。

通常は、「左列にAIUEOの母音、中央列がKSTN濁点、右列がHMYRW」になっています。


Flickでは「左列にKSTN濁点、中央列がHMYRW、右列がAIUEOの母音」となっています。


当初なんのために配置を変えているのかわかりませんでした。
しかし、しばらく使っているうちに次のようなことではないかと思い当たりました。

ローマ字で文字を書くと「ka」のように「子音+母音」の並びになります。
GODAN改では母音を右列に配置することによって、左から右への指の動きが「子音+母音」の流れで入力できるようになります。

たしかに、日本人にとってはこのほうが自然の流れだと感じました。


2.「クリップボード機能」
Flickにはクリップボード機能があります。すばらしい。


3.「キーボードの着せ替え」
豊富です。これでもかっ!というくらい種類があります。


4.「顔文字」
旧名称が「みんなの顔文字キーボード」であることからもわかりますが、

顔文字が豊富で、しかも選択しやすくなっています。


5.「絵文字・記号」
絵文字や記号も選択しやすく工夫されていると思います。
絵文字の「顔」では、肌の色を選択できるという面白い機能があります。


6.「単語登録」
登録単語はGboardと違い、品詞を細かく指定できます。
ユーザー辞書をGboardなどからインポートできます。

ユーザー辞書をGoogleDriveにバックアップできます




7.「その他、細かい工夫や配慮多し」
スペースキーの左フリックで半角スペースを入力できる
 (常に半角スペースを使うをONにしている場合、左フリックで全角スペースを入力)

 私には大変にありがたい設定です

・「全削除キーの有効化」というオプションがあります。

「削除キー」の左フリックで全削除するという動作ですが、

句読点で全削除が止まるようになっています。

1文字削除のつもりでうっかりフリック気味になったときにも、全削除が句読点で止まるという配慮がありがたい。

・「連文節変換」設定のデフォルトは、「学習を利用するが更新しない」になっています。「更新する」になっていると、入力の仕方によっては変換辞書がどんどんおバカさんになっていく場合があるので、考えられた設定だと思います。

(一気に文章を入力することの多いPCと違い、細切れで入力し変換していくスマホでは、学習により更新していくと、変換辞書がどんどんおバカさんになっていく傾向が強い と思われます)

使えば使うほど、細かい工夫や配慮に気づきます。

また設定もかなり細かく行えるようになっています。
 

流石に日本で開発された入力アプリだと思いました。

「アルテ日本語入力」のターンフリックもそうですが、

日本語入力は日本の企業が開発するとすばらしいものができるように思います。

 

 

GODAN入力なら、GODAN入力改の「Flick」

(GODAN改の配列が嫌なら「アルテ日本語入力」)

フリック入力なら、ターンフリックの「アルテ日本語入力」

(ターンフリックを使わず、通常のフリック入力なら「Flick」)

Gboardは私の選択肢から消えました

 


<「Flick」のちょっとした注意点>
設定 → ハードウェアキーボードの設定で、
デフォルトは「日本語109A配列」になっています。

物理キーボードで USキーボードを使う人は、
「システム配列」に変更します。
最初、USキーボードなのに日本語配列で文字が入力され驚きました。

<補足>
「Flick」では、絵文字・顔文字・クリップボードなどの機能を使うときに、

控えめに広告が出ますが、「邪魔にならないように工夫」されています

広告を除去するには、年間700円でのサブスク購入になります。
もう少し利用してみて、GODAN改に慣れることができたら購入しようと思います
(年間700円、購入しました)

また、月360円のサブスク購入でAI変換が使えるようになります。

(AIを使って文脈を考慮した予測変換ができるそうです)。

無料の試用期間が7日間ありますが、今のところ試していません。