追記:2024-08-29
「PortSIP Softphone」は「PortSIP UC」と名前を変更していました
追記:2024-08-29
「SMARTalk」が2025年2月28日(金)23:59でサービスを終了するそうです。代替サービスとして「Rakuten Link」があげられています。
今さらながらですが、
<SIPクライアントアプリ(IP電話)>
のお話です。
私は古いスマホを目覚まし時計代わりに使っています。
当然、時計アプリ以外はほぼ使わないので、ふと思い立って、不要になったアプリをアンインストールして整理しました。
その時に、「GS Wave」というアプリが目に付き、
「いったい何のアプリだったっけ?」と開いてみると、
<SIPクライアントアプリ(IP電話)>でした。
かつては固定電話に掛けるときにIP電話を使っていたなあ、と思い出しました。
LINE Outを使うようになってから、IP電話を全然使わなくなったのです。
(相手が携帯の時は楽天でんわを使っていました)
LINE Outがサービスが停止して以降は、G-CallやUQモバイルの60分550円定額オプションなどを利用しており、IP電話の存在をすっかり忘れていました。
私が利用していたのは「SMARTalk」というIP電話サービスです。
(私が契約した頃は、「SMARTalk」ではなく「FUSION IP-Phone SMART」という名称だったように記憶しています)
久しぶりに「SMARTalk」にログインしてみました。
何年も利用していなかったのですが、契約はまだ無効になっておらず、すんなりログインできました。
改めてPlayストアでSIPクライアントアプリ探してみると、
私の知っているものは「Zoiper」くらいしか見つけらず様変わりしております。
(「GS Wave」はUCM63XX IP PBX 用となっています)
(「Zoiper」は導入時に設定にかなり苦労した記憶があります)
そこで、二つ三つほどSIPクライアントアプリを試してみたところ、
大変具合の良いアプリを見つけました。
「PortSIP Softphone」というアプリです。
1.通話品質が試した中で一番良い
2.設定はデフォルトのままでよい
3.電話帳へのアクセスを要求されない
「1.」についてですが、
次のようにして「電話を掛けた側と受信した側」の「受話/送話」の品質を確認しました。
「PortSIP Softphone」で電話をかける。
着信したスマホをテレビの前に置く。
テレビのしゃべりを「PortSIP Softphone」できちんと聞き取れるかどうか。
次に、スマホを入れ替えます。
「PortSIP Softphone」(掛けた側)のスマホをテレビの前に置く。
着信したスマホでテレビの喋りをきちんと聞き取れるかどうか。
こうしたテストを各SIPクライアントアプリで行った結果、
どちらも一番聞き取りやすかったのが「PortSIP Softphone」でした。
「2.」ですが、これまでいくつか試したSIPクライアントアプリは、
良い通信状態を得るために設定を変更しなくてはなりませんでした。
例えば、Transport ProtocolはautoではなくUDPを指定するなどの変更が必要でした。
ところが、「PortSIP Softphone」はデフォルト設定のままで全く問題がありません。
これはありがたい。
「3.」インストールの段階で電話帳へのアクセス権限が必須ではないSIPクライアントアプリは「PortSIP Softphone」だけでした。すばらしい。
インストール後に「PortSIP Softphone」を起動し、「Contacts」の「Load phone contacts」をタップしたところ、電話帳へのアクセス許可を求められました。おそらく、許可してやると電話帳と同期されるのだろうと思われますが、試していません。
電話帳へのアクセスが必須でないのはありがたい仕様です。電話帳のアクセスが必須だとデータを抜き取られるかのような不安をなんとなく感じます
さて、
「PortSIP Softphone」をインストールし、SMARTalkのIP電話サービスを利用できるようにしましたが、おそらく相手が050の番号であるなどの特別な時にしか利用しないと思われます。
ですから、「PortSIP Softphone」を自動起動にしていません。
したがって、IP電話に着信があっても呼び出し音は鳴りません。
一度「PortSIP Softphone」を手動で起動すると常駐するので、IP電話への着信で呼び出し音が鳴ります。
「PortSIP Softphone」を常駐させていないときに着信があっても、当然呼び出し音が鳴りません。
でも、着信通知サービスにて、着信があったというメールが届きます。
SMARTalkはサポートが丁寧です。
(スマホの電源ONで「PortSIP Softphone」を常駐したい時は、端末の設定で自動起動をONにすれば良いと思います)
備忘のために、
「PortSIP Softphone」のインストールについて、少しだけ書き残しておきます。
インストール後に「PortSIP Softphone」をダブルタップして開くと
1.カメラ撮影と録音の許可を求められます
2.フローティングウィンドウの許可を求められます
3.「Username」「Password」「Sip Domain」を入力しサインインします
↑↑「SMARTalk」にログインし、SIPアカウント情報で確認
「Username」:SIPアカウント
「Password」:SIPパスワード
「Sip Domain」:ドメイン
これだけで問題なく動作します。Good!