「Windowsセキュリティ」の「デバイスセキュリティ」の項目に「コア分離」なるものがあります。

いつのことでしたか、忘れましたが、

 

「コア分離」が「オフ」になっているぞ!

 

と「Windowsセキュリティ」が指摘していました。

 

ところが、「オン」にしようとしても「互換性のないドライバー」があると言われて、「オン」にできず「オフ」のまま使用していました。


今回、このことに対応してみました。

基本的な作業は「互換性のないドライバー」を削除するのみです。

 

はたして、「削除して問題が生じないのだろうか?」とかなり不安でした。

私の場合は3台のPCすべて大丈夫でしたが、

もしかすると、

様々なケースの中には最悪Windowsが起動しなくなる、などという事態が引き起こされる可能性が潜んでいるのかもしれません

(とはいえ、Graphics Driverすら削除しても大丈夫だったので、そう簡単に不具合は出ないのかもしれません。)



【 作業の手順 】

1)
「Windowsセキュリティ」を開き、左側に縦に並んでいるアイコンの下から4つ目をクリックすると、「デバイスセキュリティ」が開きます。「コア分離の詳細」という青い文字をクリックします。


2)
「コア分離」を「オン」にしますが、互換性のないドライバーがあるので、「オン」になりません。「互換性のないドライバーを確認する」という青い文字が出てきますので、これをクリックします。


3)
すると、互換性のないドライバーが表示されます。


4)
それぞれをクリックすると、詳細が表示されます。


5)
「デバイスマネージャー」を開きます。
(スタートメニューの検索窓、もしくはスタートメニュー隣の虫眼鏡アイコン🔍に、デバイスマネージャーと打つと呼び出せます)

デバイスマネージャーの「表示(V)」をクリックし、「デバイス(ドライバー別)」にチェックを入れます。


6)
互換性のないドライバーの詳細で「公開名」を確認し、デバイスマネージャで見つけます。
見つけたら右クリックし、ポップアップしたメニューで「ドライバーの削除」を選びます。
互換性のないドライバーをすべて削除したら終了です。


7)
コア分離を「オン」にします。


【 補足 】
私のパソコンでは、互換性のないドライバーの大半は、過去の遺物で現在使われていないものでした。

唯一、ちょっと困ったのが、ディスプレイアダプタのドライバー(Graphics Driver)でした。

古いパソコンなので、「Intel HD Graphics 4000」というものが使われています。

Intelのサイトでこのドライバーの最新版を見つけてインストールしてみたものの、やはりコア分離に対応していません。(Intel HD Graphics 4000は、正式にはWindows11に対応していません)

しかたがないので、このドライバを削除してみました。

削除すると、Microsoftの汎用ドライバが使われるようです。

ただ、Windows Updateを行うと、「Intel HD Graphics 4000」のドライバをインストールしようとします。

でも、「コア分離」を「オン」にしていると、インストールすることができず、
 

「……で、インストールできない」というようなポップアップ画面が出ます。(正確な文言を忘れました)

「今後表示しない」にチェックを入れてポップアップ画面を閉じました。

汎用ドライバでも問題はなさそうです。

特に問題なくパソコンを利用できています。

はたして、


「コア分離」を「オン」にして、汎用ドライバーのディスプレイアダプタを使用するのが良いのか、

「コア分離」を「オフ」にして、「Intel HD Graphics 4000」のドライバを使用するのが良いのか、

どちらが好ましいのかわかりませんが、

 

しばらく「コア分離」を「オン」の状態でいってみようと思います。

 

追記:2022-10-31

「Intel HD Graphics 4000ドライバ」の代わりに「Microsoft汎用ドライバ」を使うと、輝度調整ができないことに気づきました。が、汎用ドライバをまだ使い続けています。

 

追記:2023-12-15

Windowsを23H2にアップデートしたタイミングで、画面の輝度調整を行えるようにするために、コア分離をオフに戻しました。