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10/3に配信した内容はこちらです。
「面白いものを見に行こう」。
アメリカのアリゾナにホーム・ステイしていたとき、
ホスト・ファザーから誘われた。
夕暮れ時。
昼間は灼熱という言葉が似合うアリゾナだが、日が暮れると、途端に涼しくなってくる。
スポーツなどのイベントの多くは日が暮れてから開催される。
日本でいうなら、ナイター営業だ。
ご多分に漏れず、そのイベントも日が暮れてからの開催だった。
小さなスタジアムのような会場。
客席のスタンドが周囲を囲み、砂を敷き詰めたグランドが中央に。
グランド周辺にはハットを被ったカウボーイたちがウロウロ。
スタッフだろう。
何やら、カウボーイ関係のイベントか?
アリゾナで乗馬を体験していたので、珍しくはない光景だ。
さて、一体何が始まるのだろう。
乗馬の競技会かと思ったが、そうでもない。
観客はごく一般人のようだ。
西部劇のイメージがあるかもしれないが、
現代のアメリカでは乗馬はそこまで一般的なスポーツではない。
ましてや競技会の観戦となれば、ごく一般の人が来ることはそんなに多くはない。
目を凝らすと、グランドの周りの壁の向こうに何か動物がいる。
牛? それもかなり大きい。
さらによく見ると、その背にカウボーイとおぼしき人物がまたがろうとしている。
何をする気だ?
カウボーイが牛の背にまたがって数瞬後、牛を閉じこめていたスペースのゲートが開いた。
勢いよく飛び出し、狂ったように飛び跳ねる牛。
片手を上げ、バランスをとり、牛にしがみつくカウボーイ。
牛は跳ね、時に回転する。 1回転、2回転、3回転……。
3回転目にバランスを崩し、牛から落ちそうになるカウボーイ。
その瞬間、会場のどこかからブザー音がなる。
ほぼ同時に牛から振り落とされるカウボーイ。
そして、落ちたカウボーイを目がけ、猛然と襲いかかる牛。
危ない!!
その瞬間、牛とカウボーイの間に人間が割り込む。
一人が牛の注意を自分に向け、もう一人がその隙にカウボーイを助け出す。
気がつけば、観客席から歓声と割れんばかりの拍手が。
客席に向かい手を振り、退場していくカウボーイ。
これは一体何なのか?
「これがブルライディングだ。世界でもっともタフなスポーツだ」。
満面に笑みを浮かべるホスト・ファザー。
時間にして、わずか8秒のできごと。
今までに見たこともない、濃密でタフな8秒間がそこにあった……。
はじめまして。「BULL RIDING JAPAN」(ブルライディング・ジャパン)と申します。
我々は「ブルライディング」というスポーツの振興を目的とした団体です。
「ブルライディング」とは一体何なのか? それはスポーツです。
アメリカやカナダ、ブラジル、オーストラリアで人気のスポーツで、
世界でもっとも危険で過激なスポーツであるといわれています。
それは一体どんなスポーツで、どんな魅力に溢れているのか。
ここでは「ブルライディング」というスポーツのご紹介と、
その魅力について、そして私たち「ブルライディング・ジャパン」(BRJ)の
活動についてなどを皆さんにご紹介していきたいと考えています。
どうぞ、よろしくお願いします。