三界万霊。 | Rainbow Diary

三界万霊。

宗教に何の興味もないが微妙に時々猛烈に信心深いのが玉に瑕な私。
聞いたところによると曾々ばあさんが信心深くて、息子夫婦の稼ぎをせっせと寺に貢いじゃったんだそうだな。血筋かな。
私は貢ぐのは嫌いだし、供養は金じゃないと思うので、信心に金はかけません。
神社の賽銭だって15円しか出しません。
そんなケチな私ですけども。
これから先、神社仏閣に赴いたならば、自分の分にプラスして三界万霊の為に祈ろうと思う。
自分の為に賽銭を15円投げるならば、先祖の為に蝋燭の1本、線香の1本をささげるならば、更にそこに15円足して。蝋燭を1本足して、線香を1本足して。
震災と原発で犠牲になったすべての命に祈ろう。


ペットと分類される動物たち。
私達の支えであり、魂を癒してくれる存在だった。
家畜と分類される動物たち。
私達の命の源だった。
目を楽しませ、心と体を満たせてくれたすべての植物。
あらゆる命の為に。


生きている間には神も仏もなかったろうが、死んだ後にはやはり、神も仏もあって欲しい。
極楽なんだか天国なんだか、あの世と呼ばれるところがどんなところだか知らないが、何でもいいから、苦しかったことも辛かったことも全部忘れて、幸せいっぱいの場所に行って欲しいから。
彼らが苦しみから解放されて、幸せな気持ちに満たされていると信じることが、残された私達の心の支えになるのだから。


もう出来ることが何もない。
何もないなら。
せめて祈ることを忘れないようにしよう。
手をあわせ、彼らの魂の平穏を祈ることを続けよう。
犠牲になった彼らを忘れないこと。
二度と、こんな犠牲を生まないこと。



「国家の偉大さや道徳的水準は、その国で動物がどのような扱いを受けているかによって判断できる」(マハトマ・ガンジー)