猫縁。 | Rainbow Diary

猫縁。


猫は幸せを呼ぶ生物だとか。


だけどどうやら、猫は縁を呼ぶ動物らしいと最近思う。

私の身の回り、猫がきっかけでお近づきになれた人の何と多いことか。

猫がきっかけで交流が続く人のなんと多いことか。


出勤前、前の仕事先の上司殿からメール。

曰く、


例の猫が子猫を産んで、6匹捕獲しました。

誰か猫を欲しがってる人はいませんか?


例の猫ってのは、何度か登場した留可のママである。

猫を欲しがってる人がいたら、うちに来る子猫3匹を貰って頂きたいと思う。

とりあえず、我が家も外猫5匹かかえてて、3匹の里親を探してるんだってことをお返事しておいて、友人一連とムギさんにSOSメールをしてみる。

合計9匹があったかいお家を探しているわけですが~。

室内猫2匹に外猫5匹の我が家と。

室内猫4匹に保護した子猫6匹の上司宅と。

急を要するのは明らかに上司宅である。

しかも何で上司宅が猫を捕獲するかと言うと、ご近所に住み着いてる猫が年に1~2回律儀に出産するんだが、ご近所で増えるのを嫌がって、捕獲しちゃ猫の住み着いてる公園なんぞに捨てに行くってのを何度かやってたらしい。上司夫婦が猫平気なもんだから、「お願いね!」って、頼まれるとか。

留可の兄弟を捕獲したとき、そのあまりの小ささに捨てるに忍びなくて、2匹を上司宅で飼うことになり。

1匹(留可)をうちが貰って、もう1匹をママンの会社の人に貰っていただいた。

留可はご存知の通り、1歳目前にして天国に行ってしまったけれど、上司宅の2匹と会社の人宅の1匹は今も元気に生きている。

その次に捕獲したのが、3匹。

やはりママンの会社の人に貰われていったのが1匹、上司宅で飼うことになったのが2匹。

その合間にもママ猫は当然、子猫を生むわけだけど。

連れ歩くようになる前に死んでしまうのか、他の人が保護してくれるのか、姿を見せなかったり、連れ歩くようになった途端に事故で死んでしまったりとか。

ママ猫の方の避妊手術をしなきゃ、猫は死ぬまで子猫を生むって言うんだけどなー……って、何度か上司殿にほのめかしたけど、一向に手術しようって気にはならないらしい。超絶愛猫家ってわけでもなし、自分ちの子なら病院にも連れて行くけど、残飯漁らないように残り物をあげてるって程度の猫を病院に連れて行って手術する~なんて人はそうそういないんだなぁ。現実。

これってママ猫の寿命が来るまで延々続くんじゃないかな~。

と思うとこれから先が不安なんだけども。

保護しました→飼い主見付かりません→他所に捨てに行きます(保健所に連れていきます)では話にならんので、上司宅の猫の里親探しはやはり、急を要するのです。

その後、上司宅もお仕事時間突入で、うちが宛にならんと思ってか詳しい情報のメールが来ないんだけど、取り敢えず6匹。生後1~2ヶ月。性別、毛色不明。

それでも子猫欲しいんです、責任もって愛情を注いで最後の瞬間まで家族として一緒に暮らします!


1、出来れば完全質内飼い。(でも名札付の首輪します!)

2、避妊・去勢手術と予防接種はきちんとします。

3、ペットOKの家です。

4、何なら週に1回~月に1回程度、親ばかメール送ります♪

5、一人暮らしじゃないですよ。(もし自分の身に何かあっても家族が引き続き愛情を注いでくれますよ)


と言う方がいらっしゃいましたら、ご一報下さい。

新居浜・西条・今治・四国中央市……松山とか。うーん、高知・香川・徳島の一部まで、細心の注意と愛情で以ってお訪ね致します。

……とか言ってもそうそう簡単に見付からないのが現実で~。

しかも全く見も知らぬ人に譲るのは不安だし。結局、誰か知り合いの伝を頼るしかないのです。

上司宅も精力的に里親探しに励んでてくれたら良いんだが……。


しかしまぁ、あれだけ長年お世話になって大事にしていただいたにもかかわらず、転職してからこっち一度も連絡を取らず……、暑中見舞いくらいだそうと思いつつ機を逃してしまった私も私だが、久し振りに連絡が来たと思ったら猫の話だって上司も上司である(笑)

これぞまさに、猫が取り持つご縁~。


今日も元気に似羽ちゃんと、白・黒・茶の順に「なり」「あり」「うり」と名付けた子供たち並びに利百にゃんこがごはんを食べにやってきた。

似羽にゃんこと子供たちは競ってごはんに顔を突っ込むけど、ジェントルな利百にゃんこはじっと順番を待つのである……。

雨避け並びに寝床として設置してある箱2つで、子猫たちが遊ぶようになった。

「なり」に至ってはママのお乳を吸ってすっかりリラックスしていたり。

早くこの子たちの里親を探さなくちゃと思いつつ、なかなか捕獲できない。

上司宅は一体どんな手を使って次々捕獲しちゃうんだろうか?是非とも方法を伝授して頂きたい。

きっとさ。

里親は見付からないよね。

って、ママンと話をしてみる。

里親の募集基準が若干高すぎるのかもしれないけれど、よくある、里親を装ってアレヤコレってイヤーな話を現実にしたくないので、どうしても高くせざるを得ない。

きっとこの子猫たちも、うちで面倒見ることになるんだろう。

そりゃもう、1度ごはんを提供しちゃった責任上、仕方がない。

手術してないメス猫とオス猫がいたら、子供が生まれちゃうのは自然のことなんだから。

生まれた子供もうちが面倒見るのが当たり前。

里親が見付からなかったら……。

予防接種と手術して、うちで飼おう。

室内で飼えるかどうかは、王様と姫君との相性によるけれど。

拾っちゃったらうちの子。

ごはんあげちゃったらうちの子。

拾っちゃった(保護しちゃった)→飼えないからまた捨てに行く~。

ってんじゃ、話にならないもんな。

が、頑張ろう……。