ちょっと、でかけていますので→ | からここたち、ここから日記
1月も半ば過ぎ・・・1年が回り始めましたね~


もうすぐ節分ですよ!!


ああ、早く春にならないかなあ~







さて、


本日、劇団青い鳥『ちょっと、でかけていますので→』を観て来ました~


そう、劇団青い鳥さんと言えば!!


昨年末のからここたち、第7回公演『シンデレラ~シュトルム ウント ドランク~』では


大変お世話になった劇団さんですニコニコ


残念ながら皆さんとの直接の面識は無いのですが、



ワークショップに参加させて頂いたり、


昨年においては、台本(原作)をお借りする時にお電話させて頂いた時、


とても優しく対応して下さって、許可を頂く際も素敵なお言葉を頂戴し、


それはそれはからここたち、の励みになったものですラブラブ!


この劇団青い鳥さんは、いわば女性劇団のパイオニア。


我々が生まれる前から・・・すでに活動をされていて・・・


なんと、今年で40年になるそうですえっ


創立メンバーの方々はすでに60歳を越え・・・






そんな、女優の方々だからこそ、この作品が生まれた、


今回の作品『ちょっと、でかけていますので→』


老人ホームで暮らす2人の老姉妹は、いつも何処かへ出掛けている。


そんな時は決まって、部屋の扉には、


『ちょっと、でかけていますので→』


の貼り紙。


今日も彼女達は何処かへお出掛け。


そんな2人をちょっと不思議な職員のアントウさんが見守っている。


2人の家族の想い出や、知らない土地への憧れや、知らず知らずの後悔や、


そんなものを鞄に詰め込んで・・・








青い鳥のお芝居は色んな絵(景色や情景)を表現していて、


不思議で哲学的なのですが、


この、老姉妹が80歳と85歳の設定。


そして、それを演じるのは60歳を過ぎた女優。


何が、あれって、年齢が近いからとか、そういう問題ではないのです。


60年の人生を歩んで来た者の80歳への眼差しがそこにあるのです。


だから、ただの、お年寄りの役じゃないんですよ・・・


色んな物を超越して、物凄く、物凄く、美しいのです。


そして、視線の先に存在する物の大きさが違ってて、


・・・お芝居って人生なんだなあ・・・


と、感じざるを得ませんでした。







40年のどっしりした年輪と、これからを見つめる眼差しに、


まだまだ若葉(?)の私は呆然とするばかりでした。







40年かあ~


からここもそれだけ続けられるかしら・・・(笑)








ところで、余談ですが・・・


開演前に、私の後ろに座っていた老婦人達の会話で、


『(挟み込まれたチラシを見ながら)こうやって演劇に取り付かれて人生を棒に振る若者がおるん


やねえ~』


『いい大学出てやってる子もおるらしいで~』


『ほんまあ、勿体無いねえ・・・』


・・・すんません。多分、私もその内のひとりかと思われます。


【人生を棒に振る】だなんて言葉、久々に聞いたわ・・・






ゆーみんラブラブ