梶 よう子さんの「広重ぶるう」(新潮文庫)を読みました。
2023年新田次郎文学賞受賞作です。
主人公は題名の通り安藤広重。今は歌川広重というそうですね知りませんでした。
キャラクターとしては、呑兵衛で口が悪く、頑固、朝風呂が習慣、だけど律儀で真面目な性格といった生きづらいタイプです。
嫉妬や強がりで喧嘩腰にすぐなりますが、周りの人に助けられながら、少しずつ前に進んでいきます。
ベロ藍という顔料に出会ってから、画家としての人生が動き出します。
北斎も登場しますよ
この本に出会って、広重の絵をまた見てみたくなりました。
歌川一門の話も詳しく書いてあり、この頃の勉強にもなりました。
江戸文化がお好きな方にオススメの一冊です