カールバークス シリーズ
The Twenty-four Carat Moon
Fantagraphics から出てる Uncle Scrooge 5冊目の作品集です✨
画像右側は、以前から作品紹介の際に ときどき書かせていただいてる 小野耕世さんの著書『ドナルドダックの世界像』です。1983年に出版された本ですが、ここで触れられてる数々の作品の本物を、いま、このカールバークスシリーズで読む事ができるのですから、感慨深い。。
★この『24カラットの月』は なんとも言えないSFファンタジーで。月の影に発見された新たな黄金の小星を巡り、億万長者のみならずビーグルズ達もロケットを作って 月まで競争するお話です。(ビーグルボーイズ凄いね…
ドナルド&スクルージおじさんのコミックスは、宇宙人や地底人海底人、神様や妖精、SF科学や魔法 etc が登場する冒険ものです。
ダックテイルズでも受け継がれていますね😊
この”夢のあるSFファンタジー”は、しばし奇想天外な空想科学で私達読者を驚かせてくれます。宇宙服のお尻から尻尾が出ていても、宇宙船が曲芸しても、引力で躰が潰れても、それらしければ それでいいのです。純金の月に金星人が住んでいたって、スクルージおじさんはビジネスできるのです!
宇宙を嫌がるドナルドのために積んできた一握りの土と 24カラットの純金の月。お互い欲しいものを交換したお話ですが、故郷に帰るため土が必要だった金星人にとって 黄金は何の役にもたたない代物だったわけで・・ぼろ儲けしたはずのスクルージの神妙なラストが印象的です。
★フリンティ2度目の登場!!
↑ベタなギャグで大好き💕
ドナルドはもちろん、社員達も社長のことをよく判ってる会社です!w
掲載作品は
空飛ぶ幽霊船のお話 "The Flying Dutchmen"、
移動し続けるゴーストタウン "Return to Pizen Bluff" 不思議なインク"The Magic Ink" 等々
"The Strange Shipwrecks" でお金に困ったドナルドと三つ子達が、仕事を下さいと伯父さんにお願いに来るのツライ😅 プリーズプリーズ!
お金を借りに来ることもあるけど、働く意欲だけは失わないドナルドダック!それと三つ子にもちゃんと労働の報酬を支払うスクルージ伯父さん。でもスクルージはケチだから、徐々に伯父さんと甥っ子達の知恵比べになるのもバークス作品の面白いところです。
★そして今回もジャイロ博士の登場する作品が多く掲載されてます。