泉井久之助『ラテン広文典』(白水社)
和訳練習問題にチャレンジ。あくまで私見です。

 

そうこうしているうちに(interim) カルタゴ人たちは(Carthāginiensēs) 

 

艦隊が(clāsse) アエガテス(Aegātēs) 諸島(insulās) の辺りで(apud)

 

ローマ人たちの(Romānōrum) 執政官(consule) ガイウス(Gāiō) ルタティウス(Lutātiō) によって(ā)

 

打ち負かされたゆえに(superātā) 

 

彼らは決めた(statuērunt) 戦争の(bellī) 終結を(fīnem) すること(facere) 

 

そして(-que) その(eam) ことを(rem) ハミルカルの(Hamilcaris) 判断に(arbitriō) 一任した(permīsērunt)

 

彼は(ille) 戦う事の(bellandī) 切望によって(cupiditāte) 燃えていた(flagrābat) とはいえ(etsī) 

 

それでも(tamen) 平和に(pācī) 使えるべき(serviundum) と考えた(putāvit)

 

というのも(quod) 支出によって(sumptibus) 枯渇されられた(exhaustam) 祖国は(patriam)

 

より長く(diūtius) 戦争の(bellī) 損害を(calamitātēs) 耐えることが(ferre) できないことを(nōn posse) 理解していた(intellegēbat) 

 

しかし(sed) さにあらず(ita) 

 

ただちにと(statim)心において(mente) 思いめぐらす(agitāret) ように(ut)

 

もし(sī) 少しでも(paulum) 状況が(rēs) 回復(refectae) する(essent) ならば(modo)

 

戦争を(bellum) 再び起こすこと(renovāre) 

 

そして(-que) ローマ人たちを(Rōmānō) 武器でもって(armīs) 攻撃される事こと(persequī) となるまで(dōnicum) 

 

武勇によって(virtūte) 勝つ(vīcissent) か(aut) 降伏する(manūs dedissent) か(aut) 

 

この(hōc) 考えでもって(cōnsiliō) 平和を(pācem) 獲得した(conciliāvit)