第3週 訳読Ⅺ ファウォリヌス、青年に教える

 

「ラテン語四週間・村松正俊著・大学書林発行」の中の

羅文を和訳する部分の逐語訳に挑戦しました。

あくまで私見です。


哲学者(philosophus) ファウォリヌスは(Favorinus) 古い(veterum) 言葉の(verbōrum) 最も友好的な(amīcissimō) 青年に(adulēscentī) その人(青年)の(quī) (発する)声は(vōcēs) あまりに(nimis) 古く(priscās) そして(et) 全く知られていない(表現)を(īgnōtissimās) 日常的な(quotīdiānīs) 会話(sermōsnibus) の中で(in) 模倣していた(expresserat)(その青年に)

ある時(ōlim) 言った(dīxit)

私たちの(nostrī) 最も古い(antīquissimī) 人物たち(virī)(である)クリウス(Curius) と(et) ファブリカーニウス(Fabricius) と(et) コルナーリウス(Corunānius) 
そして(et) それから(etiam) より古い(antīquiōrēs) ホラーティウスの人々は(Horātiī)
やさしく(plānē) そして(et) はっきりと(dīlūcidē) 仲間の者たち(suīs) と一緒に(cum) 会話を(sermōnem)  した(fēcērunt)

 

はじめに(prīmī) イタリアに(Italiam)住んでいた(incoluērunt) ところの(quī) ベラスギー族の(Pelasgōrum) 言葉を(verba) ではなく(neque) しかし(sed) 自分の(suas) 時代の(aetātis) 言葉を(vōcēs) 彼らは使った(ūsūrpāvērunt)

あなたは(tū) さらにその上(autem) 古代の(antīquum) 言語を(sermōnem)用いる(ūsūrpās)

もし(sī) 古代が(antīquitās) あなたに(とって)(tibi) 気に入る(placet) (のならば)

それが(quod) より尊敬に値し(honestior) そして(et) よりよく(melior) そして(et) もっとも(magis) 節度があり(sōbria) そして(et) より中庸で(modestior) あった (erat)(ならば)

古代の(antīquīs) 習慣に従って(mōribus) 生活しなさい(vīve)しかし(sed) 言葉に従って(verbīs) 現在の(praesentibus) 話しなさい(loquere)