キケローはローマの国家自体がカティリナの共謀者たちを罰することを奨励すると考えている 

Cicero Imagines the State of Rome Itself Urging Him to Punish the Catilinarian Conspirators

 

マールクス(M.) トゥッリウス(Tullī) キケローよ(Cicerō) 何を(quid) あなたはしているのか(agis)? 

 

今こそ(nunc) 多くの(multīs) 邪悪な(malīs) 行い(fāctīs) に対して(prō) その者たちに(istī) 罰を(poenās) 与える(dare) べきである(dēbent)

 

さらに(enim) 死(mortem) の方へ(ad) 導くことを(dūcere) あなたはすべきである(dēbēs)

 

というのも(quod) ローマを(Rōmam) 多くの(multā) 危険(pericula) に(in) 引きずり込んだのである(trāxērunt)(から)

 

しばしば(saepe) ローマ人たちは(Rōmānī) この(hāc) 国家(cīvitāte) の中で(in) さらに(etiam) 市民たちを(cīvēs) 死でもって(morte) 罰したのである(multāvērunt)  

 

しかし(sed) あれらの(hōs) 邪悪な者たちを(malōs)市民たちで(cīvēs) あると(esse)考えることを(cōgitāre) あなたはすべきでは(dēbēs) ない(nōn)

 

と言うのは(nam) 決して(numquam) この(hāc) 都市(urbe) のなかで(in) 祖国の(patriae) 裏切者を(prōditōrēs) 市民の(cīvium) 法が(iūra) 拘束し(tenuērunt)なかった

 

この者たちは(hī) 彼らの(sua) 権利を(iūra) 放棄した(放棄させられた)(āmīsērunt) 

 

ローマの(Rōmānus) 人々は(populus) あなたに(tibi) とても(magnās) 感謝を(grātiās) するだろう(aget)

 

マールクス(M.) トウッリスよ(Tullī) 

 

今(nunc) もし(sī) あの者たちを(istōs) 勇気を(virtūte) もって(cum) あなたが罰するだろう(multābis)ならば

 

 原典参考:キケロー「カティリナ弾劾」1. 11. 27-28(改)p.120