L.192
 私が求めるのは、あなたが私を愛したように、

あなたも私を愛してくれることだけです。
私にとってこれ以上のお礼はありません。

リディアは何も答えず、メドゥスを抱きしめてキスした。
言葉がなぜ必要か?

L.196
 その間、水先案内人は海を眺め、言う。
「あれは何ですか?」
「他方の船がもう一方(の船)を追っている。
これほど(たくさん)の海賊船とはみなせない。
ローマの艦隊の船は海を貫き通るためのものだよ。

私たちを海賊の船から保護するために。
恐れることはない、友よ!」

 

L.200
 商人「しかし、なぜ彼らは私たちを

しつこく追跡してくるのか?」
 

 水先案内人「まるで強盗であるかのように

彼らから逃げるからだよ。
櫂を上げよ、船員たち!」

L.203
 船員たちはすぐに漕ぐのを止め、

櫂を上げてローマの艦隊の船に敬礼する。
艦隊が急速に近づいています。

L.205 p.269
 今、隣りの船には武装した兵士の姿が識別できる。
リューディアは近づいてくる艦隊を大喜びで見守っているが、

メードゥスはまだ怯えているようである。

「嬉しくないの、メードゥス?」リューディアは言う。
私たち全員が共通の危険から救われるというのに?」

L.210
 メードゥス「あなたが救われて本当にうれしい。 

でも私は兵士と海賊を恐れている。
私が逃亡した奴隷であることを忘れないで。
兵士たちが私をつかまえてローマに連行し、

円形闘技場で人々の目の前で野獣のところに送られる

(虐殺される)のではないかと心配している。
主人はよくこのように私を脅すのを常としていた。」

L.215
 「恐れることはないわ!」リューディアは言う。
「兵士たちはあなたが誰なのか、

そしてあなたがこれまで何をしてきたのか知らないわ。
今、私たちが自分たちの祖国にともに戻ることを

妨げる人は誰もいないわ。」

L.218

 その間、ローマの艦隊の船がかなり近づいてきた。

そこで兵士たちはそれが商船であることがわかった。
そこで彼らは追跡を中止し、東に進路を変えた。
間もなく艦隊は視界から去った。

L.222
 ここで私たちは旅の途中で我々の友をあとに残して去った。

 彼らが無事にギリシャに到着するように!
私たちは彼らの幸運を祈っている。