前回の続きです。
☆ 翌日、教室に入るとB君は居るのですが、C君、D君の姿がありません。
B君は、左腕を骨折しています。
先生が、入ってきました。
先 静かにして下さい。
C君とD君は、下校途中事故に遭ったようです。
詳細は分かりませんが、今日はお休みするそうです。
☆ 力君は、ニタリと笑います。
B君も先生から注意されているため何もしてきません。
☆ 力君は、帰宅すると部屋に閉じこもります。
悪 俺の力を見たか。
三人をもっともっと恨むんだ。
恨んで殺してしまえ。
☆ 力君は、ハッと我に返ります。
力 僕には、人殺しなんて出来ない。
悪 またイジメられるぞ。
恨んで殺すと罪にもならない。
恨め。
☆ 力君は、返事が出来ません。
悪霊の声で眠れないため薬を飲みました。
☆ 翌日、教室に入るとC君、D君の姿がありません。
先 C君、D君は、無理に横断しようとしてケガをしたようです。
しばらくお休みするそうです。
悪 これが俺の力だ。
ワハハ。
もっと恨むんだ。
殺せ。
☆ 悪霊の言葉に力君は、複雑な気持ちです。
悪霊の言うことが本当なら、三人をケガさせたのは、自分なのです。
帰宅すると部屋に入り悪霊に質問します。
力 貴方は、誰ですか?
名前を教えて下さい。
悪 俺は、権太だ。
力 権太さん以外の方の声も聞こえます。
他の人も居るのですか?
悪 仲間が居る。
俺が親分だ。
力 B君、C君、D君を恨むと何が起こるのですか?
☆ 権太さんは、恨むことで生き霊を飛ばし相手にケガをさせることが出来ると答えました。
力 それって悪いことですよね。
悪 お前をイジメた三人こそ悪者だ。
恨め。
☆ 力君は、返事が出来ません。
電子書籍です。
☆ その頃、B君、C君、D君の三人は、ケガについて話をしていました。
C 三人ともケガをするなんて変じゃないか?
B 偶然だろう。
D 部屋に居るとき人の気配を感じることがあるんだ。
もしかして力かも?
B 生き霊って知っているか?
テレビで見たけど人を恨むエネルギーが、霊になるらしい。
Dが感じた気配は、力だと思う。
☆ 三人は、パソコンで生き霊について調べました。
B 俺たち・・・
間違いなく恨まれているよな。
このままだと生き霊に呪い殺されるぞ。
C 俺は信じないぞ。
D 謝ったほうがいいと思う。
俺が、わざとぶつかった時、力の顔は鬼のようで怖かった。
間違いなく恨まれている。
C 力に必ず仕返しをすると言ったとき俺も同じ顔を見た。
恐怖を感じた。
☆ C君は、帰宅するとD君の話を思い出し部屋中を見回します。
今までは、部屋の中ではゲームに夢中になっていたため異変に気がつかなかったようです。
カーテンの裏に何か居るように感じたため急いでカーテンを開けましたが、何もありません。
☆ D君が言っていたように人の気配を感じます。
ベッドに入ると誰かに見られているようです。
普段は、電気を消して眠るのですが、電気を消すことが出来ません。
熟睡したかと思うと人の気配で目が覚めてしまいます。
何度も同じ事を繰り返したため寝不足です。
☆ 翌日、C君は、夕べのことを話しました。
D 俺と同じだ。
睡眠不足になっている。
B 俺も恐ろしい夢を見た。
どんな夢だったのか思い出せないが、恐怖だけが残っている。
C 謝った方がいいのかな?
D 俺は、嫌だ。
力をイジメた事が、原因じゃないかもしれない?
B 俺も謝りたくない。
カッコ悪いからな。
力に近づかないようにして様子を見よう。
☆ B君の提案にC君、D君も頷きます。
☆ 三人は、力君を避けるようになりました。
何事もなかったかのように時が過ぎていきます。
イジメられる事が無くなったため力君は、三人に対しての恨む気持ちが弱くなっています。
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悪 力、どうした。
三人にとどめを刺さなければ、またイジメられるぞ。
分かっているのか?
☆ 悪霊の声に返事が出来ません。
人殺しになりたくないからです。
力 女神様、これで落ち着くのですね。
☆ いえ、これで終わりではありません。
見守ってください。
力 はい。
D 最近、人の気配を感じなくなった。
二人はどうなんだ?
B 俺も感じなくなった。
C 俺もだよ。
やっぱり力の生き霊だったんだ。
俺、力に近づかない。
恐ろしくて近づけない」
☆ D君、B君も頷きます。
☆ 2年生になり力君と三人は、別々のクラスになりました。
力 ホッと一息です。
☆ そうです。
一息です。
力 え!
またイジメられるのですか?
☆ 何処のクラスにもイジメを楽しむ生徒がいるのです。
何度も話しているように弱い者がイジメの対象になります。
力君は、1年生の時と同じようにイジメられます。
☆ 力君、本人が変わらない限りイジメられるのです。
肉食獣が、手に入れやすい獲物を狙うようにイジメる側も弱い者を狙います。
力 女神様、簡単に自分を変えることはできません。
学生の間、イジメ続けられるのですか?
☆ そうです。
力 どのようにすれば、自分を変えられるのか教えて下さい。
☆ 新しいクラスに聡君がいます。
聡君は、力君と同じでおとなしい性格ですが、イジメの対象にはなっていません。
聡君と力君の大きな違いは、得意なことが、あるかないかの違いです。
力 聡君は、得意なものがあるのですね。
☆ そうです。
☆ 聡君は、パソコンの事が詳しくクラスでは、PCオタクと呼ばれていています。
パソコンの事で困ると男女関係なく聡君を頼るのです。
力 聡君は、小さな頃から、機械いじりが好きだったのですよね。
力君には、好きなものも得意なものもありません。
好きなことを見つけるのは、難しいと思います。
☆ カライナイが、言うように力君が、好きなことを見つけ得意分野にすることは、難しい事です。
何の努力もしないで良きことを願うことは、正しい行為ではないのです。
☆ 力君のように得意なものがなければ、探すことです。
空手や柔道などの武道を学ぶこともイジメの対策になります。
体だけでなく心も鍛えられます。
聡君のように文化系でもいいのです。
パソコンもそうですが、絵を描くのも良いですね。
得意なことを見つけ頑張ることで多くのイジメに対応できます。
力 多くと言うことは、対応が出来ないこともあるのですね。
☆ まれにある事は、事実です。
☆ カライナイ、今まで見てきた方々を思い出して下さい。
得意な事を持っている人でイジメを受けていた方が居ましたか。
力 私の記憶では、得意なことを持っている人は、イジメを受けませんでした。
弱くておとなしい方が居たのですが、勉強が得意だったためイジメられませんでした。
☆ 得意なものを持っている方でイジメに合う確率は、とても低いのです。
イジメの対応策として現段階では、一番有効な方法です。
☆ 勉強が出来てイジメに合う方が、居ます。
そのような方は、力君のような人生を狂わせてしまうようなイジメに合うことはありません。
今回話したことは、9割以上の事に適応されます。
例外があることを理解して下さい。
ここで区切ります。
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