塾の勤務時間を調整してもらいます。
頑張って大学で資格を取り卒業すると公務員介護職の仕事をします。
配属されたのは、大きな介護施設です。
大学で何度も介護の現場を経験しているため落ち着いて仕事をこなします。

「核家族化を見て決めた仕事なのですね」
 そうです。
神界の方が、活躍できる職業です。
F男さんの件以外は、予定通りの人生です。

「U子さん、庭に出たい」
「S男さん、庭に出るのは、午後2時と決まっているのですよ。今は、午前9時です。午後2時まで待って下さい」
「私は、今、庭に出たい」
「2時まで我慢して下さい」

 何度もなだめます。
S男さんが落ち着くと主任に呼ばれました。

「HSさんだけど認知症の兆候が出ているの。夜中に歩き回るの。明日は、当番よね。気をつけて」
「分かりました」

 U子さんは、直ぐにHSさんの部屋に行きます。
カーテン越しの日を浴びながら、本を読んでいます。

「HSさん、何を読んでいるのですか?」

 振り向くとU子さんを見つめます。

「君は、誰かな?」

 毎日、会話している自分に対しての言葉だとは思えません。

「U子です。昨日、一緒に庭に出て散歩しました」
「・・・そうだったかな?」

 認知症については、○○の医療を担当している桜姫に話を聞いてみて下さい。

運命とソウルメイト (紙の本)

運命とソウルメイト (電子書籍)
運命とソウルメイトⅡ (電子書籍)
運命とソウルメイトⅢ (電子書籍)


「桜、認知症の原因を教えて」
 ネットで調べなくてもいいのよ。
私から見ると認知症は、『寂しい病』と言った方が正しい。
寂しいから、現実から逃げるのよ。
脳の衰えと言う人もいる。

衰えていると言うことは、脳を使っていない。
高齢の方でも仕事をしていると脳を使うから、認知症にならない。
認知症の予防は仕事をすることなの。
「テレビを見ていて分かるよ。高齢の方でも仕事をしていると生き生きしているのが分かる」
 定年後、農業や趣味をやることが、認知症の予防になるのよ。
「働くことだね」
 一生働けることは幸福なのよ。

 もう一つ脳の機能が低下する原因があるの。
それは血液なの。
「それって・・・水」
 認知症の二番目の原因は、水不足よ。
「水が足りないから、血がドロドロになり血管が、ダメージを受けるのかな」
 そうよ。
だから、脳の血管にダメージを受けるの。
基本は、水だと言うことを知って欲しい。
この本を読まれる方々も水を飲んで下さい。

「女神様、HSさんの認知症は、水不足なのですね」
 桜姫が話したように『寂しい病』と水不足です。
「水不足は、何とかなると思います『寂しい病』を理解できません。多くの方がいる施設内ですから、寂しくないはずです」
 HSさんは、本が好きなのです。
本は、魂を成長させる上でとても大切です。
だからといって本だけを読んでも駄目なのですよ。
中道から、外れた行為です。
人が多い場所にいても触れあわなければ、なんの意味もないのです。
大勢の中にいても『寂しい病』の方がいます。
他の方々と会話をして触れあっていないのです。

次回に続く


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