仕事に復帰したABさんは、新たな問題にぶつかります。
「ABさん、もっと早く出勤しないと準備が、間に合わないでしょう」
新たに赴任した主任のRIさんは、厳しい方です。
常に気が張り詰めているため周りの職員も近寄りません。
主任は、ABさんのミスを捜しては、怒鳴ります。
○○、何処の職場でもあることですね。
「はい、そうです」
ABさんのソウルメイトです。
「ABさんは、前世で主任をいじめたのですか?」
いじめたと言うより厳しく指導したのです。
あまりの厳しさにみんなに嫌われていたのです。
ABさんの悩みは、主任だけではありません。
先輩のSSさんは、立場を利用してお化粧が濃いなどと意地悪をするのです。
何処にでもあることですね。
「確かに私が勤務していた会社でもありました」
主任には、どのように対処すればいいと思いますか。
「厳しいだけで間違ったことを言っていません。一度教えられたことは、キチンとやることだと思います。そうすれば、仕事も上達し怒鳴られることもありません」
ABさんは、○○の書いた本を読みうらむことも反抗することもしませんでした。
周りの人達は主任が来るとその場を離れます。
出来るだけ関わらないようにと気をつけているのです。
同僚のRRさんが、連絡事項を忘れたため主任に怒鳴られています。
RRさんは、泣きそうな顔でABさんに言います。
「連絡事項を忘れただけで怒鳴られた。怒鳴られるほどのミスなのかな?」
「うん、分かる。私なんて何度、怒鳴られたか分からないわ。次から気をつければいいのよ。気にしない方がいいわ」
怒鳴ってばかりいると何が起こるか、知っていますね。
「はい、悪霊を呼び寄せます」
主任が、怒鳴れば怒鳴るほど悪霊を引き寄せます。
数日後、ABさんは、主任に呼び出されました。
大きな声で主任が言います。
「裏庭の掃除が出来ていないわよ」
裏庭の側にコンビニがあるため掃除してもゴミが飛んでくるのです。
誰でも知っていることです。
「すみません。直ぐに掃除します」
急いで裏庭に向かい大きなゴミを拾うとほうきで掃きます。
掃除が終わり戻ると主任が待っていました。
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「ご苦労様」
主任の言葉に驚き頷くだけで精一杯です。
「何故、反発しないのですか?掃除してもコンビニから、ゴミが飛んでくることを誰でも知っています」
主任の突然の言葉に即答できません。
落ち着いて答えます。
「裏庭の掃除担当は、何度もやらなければいけない事です。すみません。回数が足りませんでした」
主任は、ABさんを見つめて何かを考えているようです。
自分とABさんを比べるとABさんの方が、幸せに見えるのです。
「私の負けです。何十年も保育士をやってきた。あなたのような方に会ったことがありません。教えて何故、反発しないの?」
「主任が言っていることは、間違えていません。私、主任の仕事ぶりを見ています。自分が出来ているからこそ怒鳴ることが出来ると思っています」
「ABさんは、早番だったわね。もし良ければ、一緒にお茶を飲まない。お茶と言っても私の家でよ。みんなから嫌われていることは知っている。嫌ならそれでいいわ」
主任から、自宅でお茶を飲まないかと誘われ驚き返事が出来ません。
「無理を言ってごめんね」
主任は、その場を離れます。
主任は、帰宅の準備を済ませ外に出ます。
「主任」
後ろから、声を掛けられました。ABさんです。
「お茶、ご馳走になります」
驚きのあまり笑顔になります。
「ホント、嬉しいわ。家は、近くなのよ」
5分ほど歩きアパートの一室に入ります。
「どうぞ」
「失礼します」
「ソファーに掛けて。直ぐにお茶を入れるわ」
「はい」
綺麗に整頓されています。
「私の好きなカモミールよ」
「いい香りですね」
ガチャと玄関の鍵が開く音がすると高校生と思われる男の子が帰ってきました。
「挨拶をして」
主任の言葉に男の子は、めんどくさそうに頭を下げ奥の部屋に入っていきました。
「ごめんなさい。言うことを聞かないの。息子は、高校生で下に中2の女の子がいるの。二人とも言うことを聞かない。子供達が小さい頃、離婚して一生懸命に育てたのに・・・」
「美味しいハーブティーですね。何故、お茶に誘ったのですか?」
「私は、家でも職場でも怒鳴っている。職場では、主任だから私に従う。家では、二人の子供に反抗される。みんな私を避ける。何故、あなたは、私を避けないの?」
「私、元彼の彼女を恨んで・・・」
ABさんは、自分が経験したことを全て話しました。
「ABさん、私も『カライナイ 著』の本を読んでみたい。どうすればいいか、教えて下さい」
主任の真剣な表情、そして『教えて下さい』と言う敬語に驚きます。
電子書籍の購入方法を丁寧に教えます。
主任は、電子書籍を購入して操作してみました。
「ありがとうございます」
「直ぐにでも読みたいですよね。私、帰りますね」
「ABさん、ありがとう」
ABさんが、帰ると夢中で読みます。
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