今日は、

 

「ラブレス(LOVELESS)」

という映画をみてきました。

 

 

うん。

 

 

あああ、

うん。

 

 

久しぶりに、

静かに心を撃ち抜かれました。

 

 

「失踪した『愛せない息子』

 その行方を追う身勝手な両親が見つけるのは、

 本当の愛か、空虚な幸せか。」

 

予告編とちらしで

この言葉を目にした時から、

 

ずっと見ようと決めていました。

 

 

結果として、

 

身勝手な両親が見つけたのはどっちだったのか。

 

 

 

こどもは、

親を選べない。

 

「産んでくれって頼んだ覚えはない」

なんて、

 

反抗期の中学生が売りことばに買いことばで親に言いそうな言葉を

もし耳にしたとしても、

 

なんか、その気持ちわからなくもないと思ってしまうのは、

私が「親」の経験がないからか?

 

 

 

子は、

生まれてくることを拒めない。

 

 

育ててもらっておきながら勝手な言い分だと言われたとしても、

それが事実だと

私は思う。

 

 

だからかなのかどうかはわからないけれど、

 

 

どんなに身勝手な親だったとしても、

こどもは全力で憎むことができない。

 

憎めないから苦しいのだ。

 

 

 

 

 

 

 

自分が身勝手な親に

ならない自信は?

 

ゼロ。

 

だからというわけだけではないけれど、

 

私と忠臣は

こどもを作らない人生を選択して今日に至る。

 

 

「産んでみたら案外親になれるもんだよ」

なんて、

周りから言われたこともある。

 

 

いちかばちかで挑戦するのは、

何事でも結構好きな方だけど、

 

 

こどもだけは

絶対に嫌だ。

 

だって、

 

 

こどもは、

親を選べない。

 

し、

 

どんなに身勝手な親でも、

こどもは親を憎めない。

 

 

 

この映画の原題は、

「Nelyubov」で、ロシア語で「嫌い」という意味らしい。

 

これに、

「ラブレス(LOVELESS)」という邦題をつけた人、

すごいと思った。

 

まさに、

 

LOVE   LESS

な映画だった。

 

 

本当の愛ってなんだ?

 

空虚な幸せに気付いたら、

その神話をどう受け入れたらよいのか?

 

 

「幸せを渇望し、愛を見失う」

 

 

チラシに綴られている文字を見ていると

背筋がぞくっとする。

 

 

いい、

映画でした。

 

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