生理痛はそもそも、月経がこなければ何も問題はありません。
しかし月経というのは、女の人の身体にはなくてはならないもので、子孫を残すためにも大切なことです。
しかしこの月経には、生理痛を伴う月経異常と呼ばれているものもあるのです。
生理痛が重いと感じている人の中には、この月経異常がもととなっていることも少なくはなく、この月経異常にはさまざまな名称もつけられているのです。
その中の一つが「月経不順」と呼ばれているものです。
これは月経周期の異常のこととなります。
月経がはじまったころは、まだ月経の周期は安定せずに、生理が数か月起きない場合もありますが、この月経周期の異常としてあげられているのが「頻発月経」や「経早」「月経先期」などとなっています。
これは24日以下で月経がくるものとなっていて、39日以上で月経がおきる「稀発月経」や「経遅」「月経後期」との差が大きいのが特徴です。
他にも生理が毎回周期が定まっておらず、周期の変動が7日以上で不安定になっているものは「不正周期月経」「経乱」となっています。
他にも月経持続期間の異常の「過短月経」と呼ばれているものは月経の期間が二日以下と言うのが特徴です。
逆に8日以上の出血が続く「過長月経」もありまして、月経量の異常が原因となっている「過少月経」「過多月経」もあるのです。
このように、月経異常には様々な種類があるのですが、それぞれにはっきりとした特徴があります。
特徴があるために原因も特定しやすく、治療もしやすくなっています。
このままでも差支えは無いという方も中にはいらっしゃるでしょうが、妊娠を望んでいる女性や、今後そういった機会に恵まれたいと考えている女性は、婦人科を受診すると良いでしょう。
こういった月経異常は完全に正常にするということは難しい病気です。
しかし、正しい治療によって、正常に近づけることもできますので、正常に近づくことができれば、妊娠もしやすくなりますので、もしも悩んでいる方がいらっしゃいましたら、迷わずに受診をするようにしましょう。