左右の目で視力が異なる場合がある | 体の悩み解決ブログ

体の悩み解決ブログ

あなたの体の悩みが解決することを、願っています。


視力検査をした時に、右目と左目の視力が異なる場合がありますが、毎日同じように同じものを見ているのになぜ左右で視力の差が出てしまうのでしょうか。このように左右の視力に差が出ることを「不同視」と言います。よく「がちゃ目」とも言われることがあります。左右の視力が大幅に異なる場合には、差が少ない人に比べると物を見る時の距離感、スピード感に大きな違いが出てくる為、日常生活に支障を来す場合もあるので放っておかない方が良いのです。


この不同視になる原因は、とても些細なことが多いので注意する必要があります。物を見る時に斜めにしている、姿勢が左右どちらかに傾いている、寝転がって本を読む、寝転がってテレビを見る、ものを書く時に極端に多いかぶさるようにする、長い前髪がどちらかの目にかかっているなどよくありそうな事項ばかりですが、これらは不同視の原因になる危険性がある行為なのです。


人は両目でものを見ていると思いがちですが、実は左右の目に視力の差があった場合には視力の低い方の目をあまり使わないようにします。これは一度差が出てしまうと更に視力の差が開いてしまうことを示します。目が視力の良い方ばかりを使おうとして、悪い方の目が使われなくなるという状態のことを、「さぼり眼」と呼ぶこともあり、まさに片方だけ見るということをさぼっている状態です。最初のうちは片方の視力は良いこともあり、ものを見ることに不便さを感じず自覚症状が現れるのに時間がかかることがあり、発見されにくいといいます。いつの間にか進行していたということになってしまうこともあるので注意しなければなりません。手や足に利き手、利き足というのがあるように、目にも利き目というものがあるので無意識の内に片方だけ酷使している場合があるのです。


不同視を防ぐには、日常生活の習慣を変えて行くようにしましょう。一般的には不同視の場合、眼鏡よりコンタクトレンズで矯正する方が良いといわれているのですが、これは眼鏡であれば目との距離が生じる為なのだそうです。左右の目で屈折の度合いが異なるので、眼鏡のレンズによって屈折率を調整し、左右の目の差を減らして行きます。しかし目と眼鏡との間に距離があると、屈折によって目に伝わる像が大きさを変えてしまうので、眼鏡で矯正すると左右の目で見たものの大きさが合わないということになってしまいます。まずは左右の視力が異なると判明したら、眼科の専門医に検査をしてもらい正しい処置をしてもらいましょう。視力の差を放置してしまった場合には、眼鏡をしても視力が悪いままだったり、斜視や斜位の原因にもなってしまうのでなるべく早く処置をするようにしていく必要があります。片方が見えていれば大丈夫、と安易に考えないで意思に相談してみて下さい。