赤ちゃんのO脚 | 体の悩み解決ブログ

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赤ちゃんの足を見て、O脚だから心配だというお母さんも多いのではないでしょうか。大人がO脚であればどうにか矯正出来ないかと考えるものですが、赤ちゃんの場合はほぼ全員がO脚なのであまり心配する必要はありません。赤ちゃんの頃にO脚だからといって大人になってもO脚だとは限らないのです。


まだ歩けない赤ちゃんはカエルのように足を広げているのが普通の体勢です。これは歩き出すようになれば徐々に足にも筋肉がついてきてO脚は改善されていきます。通常の場合は自然にO脚が治って行くのです。しかし、まだ立つこともできない赤ちゃんを、早く立って欲しい、歩いて欲しいという気持ちから無理に立たせたり歩かせたりする親もいます。立つ練習や歩く練習だと思ってやっているかもしれませんが、まだ足の骨や筋肉が未発達な状態でこういったことをしてしまうとO脚が治らなくなってしまうということも考えられます。赤ちゃんは自分の体の成長に合わせて立てるようになったり歩けるようになったりします。まだ立ったり歩いたり出来ないということは、体の準備が出来ていないということなので親が無理に動かすのは控えた方が良いでしょう。


昔はよく歩行器を使用していたかもしれませんが、最近はそれが見直されてきています。歩行器は骨が未発達な赤ちゃんでも歩くことが出来る補助器具です。しかし脚に負担がかかりO脚の引き金にもなりかねないのです。赤ちゃんにとっても親にとっても動いているということは楽しいことかもしれませんが、長時間使用したりすることは避けた方が良いでしょう。


幼い頃に親に無理矢理歩かされたという人の多くは大人になってO脚になっているというケースが目立つようです。決してそれだけがO脚の原因だとは言い切れませんが、O脚になる可能性もあるので気をつけましょう。


歩き始めた頃の赤ちゃんはO脚に見えることが多いのですが、2歳を過ぎた頃になると今度はX脚のように見えることもあります。これは子供の骨格の正常な成長過程なので特に心配することはありません。しかしひざの間に指が2本程度入るようであればO脚が強かったり、またX脚であればくるぶしに指が3~4本はいるようであれば一度専門医に相談してみた方が良いかもしれません。中には病的なものからくるO脚もあるので、整形外科などで調べてもらうと安心です。