もうすぐ5月、、春から新環境でスタートした方の中には、始めは緊張が強くてもある程度環境に慣れればこっちのものだ、とどんどん前向きに頑張っている方もいれば、なんとも憂鬱や疲れが取れなくて悩んでしまっている方もいるかもしれません。体力がある若い方は多少の無理も平気ですが、ある程度疲れが溜まったと感じたら合間を見て疲労回復しないとどんどん蓄積していってしまいます。
疲労回復しないと、そのうちに疲れていることが当たり前になってしまいます。疲れていながら仕事はこなしている、この状態で疲れにも気付かなくなってしまい、徐々に自分に自信が無くなってくると仕事も何も楽しさが感じられなくなり、休日はまだかまだかとただ寝ることに希望を見出す始末。
睡眠時間をいくら増やしても取れないくらいに疲れが溜まると、うつ病や自律神経失調症などの病気の可能性がどんどん増してきます。身体が自分の意志とはうらはらに機能し始め、長い時間をかけても戻らなくなる、こんなやっかいな症状を避けるために必須のアイテムとは?やはりまずは食事のケアです。例えばもしご飯と味噌汁のセットを辞めてしまった場合、アミノ酸量が少なくなって身体の基本であるタンパク質が不足しがちです。パンやパスタの類はアミノ酸が少ないため、ご飯と味噌汁のセットを毎日摂れば筋肉も若返り、骨をしっかりサポートするためのパワーを取り戻すことができます。
疲労に加えてストレスの感覚が大きいという場合は、ビタミン類が効果的です。たとえばビタミンCは活性酸素を除去して身体機能を整えます。神経痛や関節痛などにはビタミンB1、肌の不調や眼精疲労にはビタミンB2、貧血やうつ病にはビタミンB12が効果的です。また仕事での集中力が低下している場合はビタミンEがお勧めです。ビタミン類は種類がとても豊富です。またビタミン類は一緒に摂ることでさまざまな相乗効果を発揮しますので、できるだけ多くの種類の食品を採ることを基本に考えるのが無難です。
他にはにんにくも是非取り入れたい食材です。にんにくにはアリシンが含まれていますが、身体をぎこちなく錆び付かせないための抗酸化作用を促します。疲労回復、風邪の予防や癌の予防、抗ストレス作用も起こしますのでとても便利な食材と言えます。にんにくの他にはねぎやにら、たまねぎなどにも多く含まれています。豚肉とたまねぎをいためて食べる習慣がある地方の方は疲労回復が早く、長生きできると言われています。これも是非取り入れたい簡単メニューです。
疲れが溜まってきて、あれ?とふと気付いたらほとんどこれらの食材を摂っていなかった、となるとやはり問題です。普段食べているのにな、と過去のメニューを振り返っても、環境が変わってしまって長い間食べていなかったケース、多くの方が当て嵌まるかもしれません。
食事以外の疲労回復法、アイテムは?アロママッサージや岩盤浴などがやはり主流なのでしょうか?実際、食事は仕事中でもケアするが、他は自宅ケアに徹しているという方が多いようです。やはりいくら流行しているとはいえ、蓋を開けてみれば継続できるのは自宅ケアだけ、時間も無いしお金も足りない、というのが本音ではないでしょうか。では自宅ケアで代表的なものは?やはり睡眠です。そして次は入浴、この2つは日常生活と切っても切り離せない至高のアイテムとも言えるでしょう。睡眠グッズもたくさん出回っていますし、入浴は半身浴や足浴などもブームが長いようです。
できるだけ長く睡眠をとり、またできるだけ毎日半身浴を実践するために色々と工夫をすることが大事です、やはり中途半端にならないようにしっかりケアしたいものです。また女性にとってはやはり気になる冷え、脚や肩などの冷えを解消するためのアイテムも必需品です。最近の新しいアイテムとしてはアロマネックピローなどがありますが、そのままレンジで3分程度温めるだけ、デスクワークでも寝る間でも重宝します。
4月から同じ環境で仕事を続ける方にとっても、春先の疲労回復ケアは大切です。冬場の冷えが慢性化しているとどうしても疲れを一年中持ち越し状態になりがちですし、夏になって疲れが増えるタイミングでその前から疲れているのはやっかいです。仕事の時間割やスケジュールも変わることが多い時期ですので、知らないうちに疲労が溜まったりしないように、しっかりケアしたいものです。