意識する人が少ない!?O脚の大敵とも言える反張膝について | 体の悩み解決ブログ

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バレエで脚が綺麗だな、と思わず唸ってしまう理由の1つが、膝のライン、膝がぴったりとくっついたり、またアーチのように美しく延びている状態、横から見るときれいなアーチ状に見え、また膝が反対側に張っているように見えることもありますが、これを反張膝、はんちょうひざともいい、膝があまり入りすぎると脚が弱まったり、またO脚の原因にもなると言われています。正常時、膝を伸ばせば180度のまっすぐなラインが理想であり、反張膝の場合はそれ以上角度が付いて伸びた状態です。


反張膝では姿勢をよくしようとすると、重心が前に傾いて前傾します。またO脚のように膝が内側を向いている傾向がある場合、膝が余計に離れていきます。O脚を一時的に矯正した場合も、よくこの反張膝が原因ですぐに離れてしまうケースが多く、やはり姿勢的にもO脚的にも反りすぎた膝を治さなければなりません。


簡単な方法は膝をゆるくして立つことです。まっすぐにしようとすれば逆に反ってしまいますので、適度なゆるみをつける、自分ではなかなか、という場合は治療院でもアドバイスを受けることが可能です。他にはサポーターなどもありますし、バレエ的な床のストレッチなども効果があります。


反張膝は意外に注目されることがすくない膝の変形です。また反りがそれほどでないものは影響も少なく済みますが、程度が強い場合でも本人の自覚はゼロ、O脚にはかなり関心がある、という状態で、接骨や整形外科でも指導されなかった、という方もいます。気をつけのポーズをとった時に一瞬で反張膝の癖を身につけてしまう子供も多くいますが、O脚だけではなく下腹部の出っ張りや猫背、巻き込み肩などにも大きく影響しますので、まず日頃からのポーズをしっかり正していき、程度が悪ければ治療院でアドバイスを受けることも大切です。


先天性の反張膝は胎内での姿勢に問題がある場合です。しかし小児の場合は関節も柔らかく、正常な姿勢でも膝が反る場合がよくあります。なかなか見極めが難しい状態ですが、まず大人になってから15度以上反張しているのは異常な状態です。そのまま脚の裏側に痛みが出たり、子供の場合は日常生活に大きく支障がでる場合、手術例も少なくありません。


常に姿勢を正すことを意識している方にも要注意な症状です。気になったら自分から反張膝を治したい、と申し出ることも大切だと思います。