始めにお断りしておきますが、私は熱烈な小沢ファンというわけではありません。


脱原発・脱米国依存を命がけでやり遂げる決意を固めた政治家に、この国の政治を委任したいと思っているのです。


小沢一郎という政治家は田中角栄の一番弟子で若くしてロックフェラー家との繋がりも持ち、政権与党内で絶大なる権力の座に鎮座していた人です。


政界きってのヒール(悪役)が似合うその風貌から、「絶対悪い事やってるに違いない」というイメージがずっとつきまとってきた人でもあります。僕もずっと「悪そうなやつだなぁ」と思ってました。


でもそのイメージってどこで作られたものなのでしょうか?


新聞・TVなどマスコミによる情報操作はなかったのでしょうか?


民主党がまだ野党だった時代、来日したヒラリー・クリントン女史に向かって、「もう海兵隊は沖縄に要らない」と堂々と語ったとたん、西松建設疑惑や陸山会疑惑など次々と政治とカネの問題がマスコミに取り上げられ、検察からマスコミにリークされるという手法で、事件が捏造されて、とうとう代表を辞任する事になりました。


その事件は結局どうなったのでしょうか?


小沢一郎に対するこれらの事件における検察からの起訴は未だありません。


そして、無理やり「政治資金報告書の期づれ記載」という微罪で検察審査会という民間人団体からの強制起訴という形で、起訴まで持ち込んだのです。遂に「小沢起訴」というところへ辿り着いたマスコミは鬼の首をとったかのような勝利宣言をしていました。


しかして、その結果はどうなったのでしょうか?



▼ 裁判所 特捜部の取り調べ批判

71 NHKNews


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110701/k10013916931000.html


民主党の小沢元代表の政治資金を巡る事件で、起訴された元秘書らの主な供述調書のほとんどが証拠として採用されないことになりました。


決定の中で裁判所は、「心理的圧迫と利益誘導を織り交ぜながら、巧妙に供述を誘導した」と指摘し、東京地検特捜部の取り調べを厳しく批判 しまし た。


この事件で、収支報告書にうそを記載した罪に問われている衆議院議員の石川知裕被告(38)ら小沢元代表の元秘書3人は、裁判で無罪を主 張し、

検察は起訴の内容を認めた捜査段階の供述調書38通を証拠として採用するよう求めていました。


れについて、東京地方裁判所はこのうち12通を「信用できない」として、証拠として採用しない決定をしました。


NHK が入手した決定文の中で、裁判所は、石川議員の取り調べを担当した検事が、「特捜部は恐ろしいところだ、何でも出来るところだぞ、

捜査がどんどん拡大して いく」と脅すような言葉を述べる一方で、「調書にこれぐらい書いて も、小沢さんは起訴にならないから」と安心させるような言葉も

伝えていたと認めました。


そのうえで、「威迫とも言うべき心 理的圧迫と利益誘導を織り交 ぜながら、巧妙に供述を誘導した」と指摘し、特捜部の取り調べを厳しく批判しました。

今回、証拠として採用されなかった供述調書の中には、石川議員らが 「小沢元代表に報告、相談した」などと供述した調書も含まれています。

裁判所の決定は、ことし秋にも判決が言い渡される見通しの石川議員らの裁判だけでな く、今後の小沢氏の裁判にも影響を与える可能性があります。


一方、検察は、調書に対する評価が不当だとして、近く東京地裁 に異議申し立てを行うことを検討しているということです。検察幹部の1人は、「客観的に見て、

収支報告書にうその記載があったことは間違いないので、無罪 になることはありえないと思っている。バタバタしてもしかたがないので、淡々と判決を

待つしかない」と話しています。


元秘書らの弁護団の関係者は、「自分たちも驚くほど検察の調書が採用されなかった。検察が主張したかった内容はすべて削られたと言える。

裁判長の怒りのようなものも感じる」と話しています。


(転載終わり)


今の菅政権はマスコミからの「脱小沢」大合唱を背景に組閣された政権です。それがボロボロに使い古され、青色吐息となってしまいました。任命されたばかりの復興担当大臣は、マスコミ得意の失言上げ足取りで、場外に飛ばされてしまい、菅政権が窮地に立たされています。


「菅やめろ!」の大合唱はネットでも飛び交っていますが、では次誰に総理やってもらいたいのでしょうか?


軍事大国アメリカからの圧力、その手先になり下がった官僚、検察・警察、マスコミからのあの手この手の失脚工作。その強大なる暴力に耐えうる政治家でなければ日本の総理は務まらないのではないでしょうか?


小沢一郎という政治家がこれだけこてんぱんに叩かれたにも関わらず、無罪という事が公式に明らかになれば、アメリカにとって手強い相手となるに違いありませんね。


ちょっと想像してみたら、何だかワクワクしてきました。