「大麻っていったら麻薬でしょ?」という人がほとんどと思います。

僕もずっとそう思ってきました。いや、思い込まされてきたんですよ、今にして思うと。


 だって、辞書を引くと、「大麻=神宮の御札」って書いてあるんですよ。

なんで、御札が麻薬になっちゃったのでしょうか?


 大麻という植物は、縄文時代(神代)から、日本人の生活と切っても切り離せない神聖な植物だったようです。

 湿地のマコモ(稲の原種)と陸地の大麻が、日本の2柱であり、伊勢の外宮“豊受大神”がマコモ(後に稲)、内宮“天照大神”が大麻を司ってきたと言われています。


 また、衣服は現在では西洋化してしまって、天然素材といえば、羊毛と綿が代表的な素材ですが、元来日本人は、絹と大麻を身にまとっていました。今でも天皇家の最も神聖なる祭祀である大嘗祭の衣装は大麻なのです。


 大麻は、神と繋がる神聖な植物として人々にあがめられ、神社の注連縄や鈴縄、仏事の盂蘭盆会で焚くおがらなどに使われてきたとともに、普段着や下駄の鼻緒、萱葺屋根の一部など生活になくてはならない素材として大切にされてきました。

 七味唐辛子も大麻の実がなければ、六味になってしまいます。


 植物の中で、大の字を冠した植物は、大麻の他にはあまり見当たりません(大根くらい?)その事が日本人にとって何より特別な存在であったことの証と言えるのではないでしょうか?


 その植物が禁制品とされてしまったのは、敗戦後のGHQからの命令によるものでした。


 最初にその報を受けた当時の農林水産省の担当官は、アメリカ人は漢字を読み間違えてとんでもない勘違いをしたのではないかと慌てて御伺いを立てたと言います。

 というのは、当時麻薬とか麻酔とかで使われる麻という字はヤマイダレだったのですが、麻という字と酷似していたので、大麻という植物を薬物と混同したのではないかと思ったわけです。


 アメリカのように、大麻の葉っぱを燃やして吸う文化が日本にはなかったのですから、当時の日本人は何で取り締まる必要があるのか、全く想像が出来なかったのでしょう。


 これに対して、日本人の神性・哲学・文化を徹底的に破壊し、衣食住並びに言語までアメリカに従属する国家に仕立てあげるという植民地政策を持っていたアメリカは、問答無用で大麻取締法を押し付け(拒絶したら処罰するという厳しいお達しだったそうです。)、挙句の果てに当用漢字を改定させ、麻薬・麻酔の字を麻に変えて、麻は危険な薬物というイメージを作り上げることに見事成功したのです。


 それから約60年の歳月が経ち、大麻はすっかり悪者のイメージが定着してしまったのですが、当のアメリカでは、禁止から課税へと流れが変わってきました。最も進んでいるのがカリフォルニア州で、今やコンビニ並みにマリファナショップが軒を並べ、自家消費用に少量持ってる分には取り締まらないというお達しを州知事が出しています。

 昨年行われたマリファナ解禁の住民投票では、否決となりましたが、解禁となる日はそう遠くないと言われています。


 末期癌患者などに対する医療用大麻の話を聞いたことのある人も多いと思います。これについては、大塚製薬が将来の実用化を狙って既に準備を始めました。


 しかしながら、今世界中の国が大麻見直しに動き始めたのは、もっと別の観点からなのです。それは、石油資源に代わる天然エネルギーとしての活用方法です。


 ブラジルが世界をリードしてサトウキビからバイオエタノールという燃料を作り、ガソリンや軽油の代わりに使うという試みを成功させ、アメリカも後追いで事業拡大しましたが、この政策は、熱帯雨林の大量伐採や食料不足という         新たな環境問題を生み出してしまった為、持続可能なエネルギー政策とはなりませんでした。


 サトウキビは栽培できる地域が限定される為、液体燃料を精製する効率はいいものの、このような事態が起きてしまったわけです。


 実は、サトウキビと同じこと(若干精製効率は落ちるようですが)が大麻でも出来ちゃうのです。


 大麻は現在不毛地帯と言われ荒地となっているところでも無肥料・無農薬で隆々と育つ逞しさを持った植物です。南極大陸とグリーンランド以外では、何処でも栽培が可能なのだそうです。

 そこが例え、過去に核実験や原発事故で放射能汚染された土壌であったとしても・・・。


 大麻の成長は著しく早く、1か月で1m伸長し、4か月で4mに達します。地下部は直下型に根が生える為、余程強固な岩盤に妨げられない限り、地上部同様地下4mまで大地を耕してくれる事になります。また根が横に展開していかないので、栽培密度が高く、耕作地が効率よく使えるという利点があります。


 中国では一大国家プロジェクトとして大麻栽培が推進されているそうです。


 大麻からは、ガソリン、軽油、灯油、ジェット燃料などほぼ全ての液体燃料を作ることが可能で、プラスチックも作れちゃうのです。


 実際、ドイツのほとんどの自動車メーカーが、大麻プラスチックをドア部分の内材として使い、フランスでは、大麻断熱材が普及してきています。


 氣づいてみたら、アメリカとその属国である日本だけが、この世界の趨勢から取り残され、日本はどんどん値上がりする石油をアメリカから買い続けてさせられていたのです。原発も石油なしには1ミリも動かせません。それどころか、衣食住全ての産業が石油なしには成り立たない構造に作り上げられ、農林水産業も石油がなければ成り立たない構造です。


 つまり、日本のほとんどの産業界が生み出す富は、最終的に石油代としてアメリカに上納する仕組みになっているというのが、裏読みした日本経済の姿なのです。


 前置き長くなりましたが、ヘンプカープロジェクトというのは、大麻燃料でマイクロバスを動かし、全国行脚しようというものです。


 凄いのはここからです。


 前回2002年にヘンプカープロジェクトをやった時には、食用に使われるヘンプオイル(麻の実を絞った油)の賞味期限切れしたものを使用したので、持続可能なプロジェクトにはなりませんでした。良くみかける天ぷら油バスの大麻バージョンのようなものでした。


 ところが、今回は世界中で開発競争が行われている大麻の茎から液体燃料を取り出すという方法で作り出した軽油で車を走らせようというのです。排気ガスについての詳しい情報はまだ入手できていませんが、石油を燃やすのに比べれば有害物質はかなり軽減されるのではないでしょうか?


 更に凄い情報が飛び込んできました。


 何と、今回大麻から液体燃料を精製するベンチャー企業さんは、大麻でなくとも有機物なら何でも原料として使えると言っているのだそうです。つまりそれって、家庭から大量に廃棄される生ゴミを、ガソリンや軽油・灯油などに精製することが出来るっていう事ですか?


 ええええええ!!!!


 そんなことが実現しちゃったら、ゴミ処理場が液体燃料精製工場に大変身って事ですよね。しかも、そこで発生する熱量を使って発電するから、電気も自給自足出来ちゃうのだそうです。


 本当にこんなプラントが実現したら、凄くないですか?


 関係者はかなり本気です。

 

 そして、このヘンプカープロジェクトは、生まれたばかりの日本の最新技術を日本中、いや世界中にアピールする意図が秘められていたのです。


 孫正義さーん、このブログ見てますか~?


 東北の放射能汚染地帯にソーラー発電所をというアイデアもとっても素敵ですが、大麻特区を作って、大麻栽培をしながら土壌浄化を行い、すくすくと育った大麻ちゃんに液体燃料と電気を作ってもらうというアイデアは、もっと斬新で夢がありますよ~。


 本当にそんな夢のような事出来んのかって、ほとんどの人が思うのでしょうけど、挑戦しないで諦めるよりも、挑戦して失敗して笑い者にされた方がいいじゃん、って考える男達もいるってこと、心に留めておいて欲しいです。


 未知の世界に挑戦するアホな男達の顔はみな輝いています。

平成のドンキホーテ、夢追い人を僕は全力で応援したいと思います。


 ヘンプカープロジェクト、詳細はこちらのサイト でご覧下さい。

まずは、北の大地北海道から。7月7日から8月8日まで。


 北海道には有名な大麻自生地“北見”があり、この町は現在全国初の大麻特区として認定され、夢を追い求めて活動しています。