事情があり、急ぎ仕上げなければならない針仕事がありました。

ミシンではできなくて、はりでちくちくちくちく・・・。


そんな時にちょうど新幹線に乗る機会が度々あり、

時間が迫っていたので、移動中も針を使いたかったんです。


でも、「針」も「鋏」もいわば凶器ですよね。

鋏は使う時だけ取り出すようにしておりましたが、

小さな針でも「先端恐怖症」の人がいるかもしれないし、

ちょっとした揺れで気になる人がいるかもしれない。


そう思って、針仕事をする前にお隣の方に声をかけました。

「申し訳ございません、ちょっと針仕事をしたいんですが宜しいですか?にこ

「ええ、どうぞ」

「もし気になるようでしたらおっしゃって下さいね。」


お隣になった2人の方に声をかけてさせて頂いたのですが、

お二人とも(男性)とても協力的で、有り難かったです。

一度は鋏が落ちてしまったのですが、

キャリーバッグを足下に置いていたので、動かすと迷惑になるかと思い、

なんとか手で糸を切ろうとしたものの切れず、

諦めるか・・・と思っていたらお隣の方が、

「鋏拾えます?どかしますよ?」って自分のテーブルを元に戻し、

ご自分の荷物も移動させて下さいました。

すごくあったかくて有り難~~い気持ちに包まれました。
嬉しかったです。

いつも思う事ですが、「一声かける」これだけで、

随分とその場の雰囲気が変わりますね。

躊躇せず、勇気を持って!と思います。


さて、針仕事というのは、一種の瞑想状態を生み出します。


家にいる時は、お気に入りのDVDをかけながら、

ちくちくしていたりもしましたが、

落ち着いた音楽を聴きながら、または静けさの中で、

頭に浮かんでくる様々な思いや情景を浮かぶままにしつつ

針を見つめる時間。


意外にも「焦り」はなく、とても落ち着いた気持ちで仕上げる事が出来ました。


日常に、もっと瞑想を取り入れたいなと思います。

15分でも効き目はあると思います。

自宅をリフォーム中、結構な期間ホテル住まいをしていました。

毎日お掃除に入って貰っていたのですが、お掃除してくれる人によって全然違う。


たまには目に見えるミスもありました。;

備品の補充がなかったり、ベッドメイキングが中途半端だったり・・・。


そんな中、何度か、部屋に入ったとたん、


「ん?今日はなんだか空気が違うぞ!」っと感じる事がありました。


もちろん、備品は完璧。

置き方がぴしっとしているというのでしょうか?

たとえば、カップの上にスプーンを乗せているのだけれど、

その角度が寸分の狂いもなく揃っているとか、

タオルの端にわずかの歪みもないとか。


でも、その違いの大元はきっと整えて下さった方のだと思う。


「素敵な時間を提供する」というプロ意識と、

この部屋に戻ってくる人への思いやり、

そんなものが詰まっているのではないかと思います。


和の稽古の折にも、

稽古の最後に、茶室を清めて、コトっとふすまを閉める時の気持ちが、

次に入る人に影響を与えます。

どこかしら、澄んだ感覚を与える時もあれば、

なんか違う、どうも違うという違和感を与える時も。



私も日々の生活の中で、

今のこの時に集中して、丁寧に、そして全てのものに感謝して

事をなして行きたいなぁと改めて思いました。



主婦でも、妻でも、母でも、その役割のプロとして、

ぶれない強さと優しさを持って生きていきたいなー。

以前、著名な外国のヨーガの先生のWSを受けた時に、



「(このポーズが)得意と思っているうちは、

 asana(アーサナ)そのもののbenefit(恩恵)は入ってこない」



とおっしゃったのがとても印象的でした。

ヨーガに限った事ではないですね。


「得意」と思う事で、自信がついて、他に良い影響を与えることもあるでしょう。


でも、「得意」と思って、そのもの自身に目を向けることをおろそかにしていたら、

きっと、そこから学ぶ事も、それ以上に進むことも出来なくなりますものね。


物事に初めて取り組む真摯な気持ちを、いつでも忘れてはいけない

ということだと解釈しました。



掃除の手の動きや、扉を開ける動作ひとつにしても、

目の前のひとつひとつに、「今」 向き合い、取り組んでいることを忘れないように!


うん、でも・・・わりと・・・忘れます(^_^;)

だけど、「あっ、忘れてた」って気付くだけでも、私は成長してるよと思っています。


随分前に、ヨガクラスを受けていた時の事、

立位開脚前屈で、背中で手を結んだ腕を

頭の方向へおろして行くポーズがありました。


私は、はなから床に着くはずがないと思っていました。

その思いが、肩関節にいらぬ力を入れていたもよう・・・。


先生に、「肩の力もっと抜いてみて」と言われ

すっと触れられたとたんに、

ふっと肩が柔らかくなりました


その後、先生のサポートを受けつつ、

じわ~~~っと、床に着いちゃいました!


  足を肩幅3倍に横に開いて、

  そのまま前屈していって床に頭が着いて、

  で頭の向こうに、組んだ手が床を這ってる感じ。

   プラサーリタ・バードッターナ・アーサナで検索したら

   画像が出てくるかもしれません


終了後、先生に

「着くとは思ってなかったです」というと、


自分で限界決めちゃうからね。

 そうすると、そこまでしかいかないのよ。」


と言われました。


なるほど~~ひらめき電球

それは、YOGAだけにあらず!


何事にも言えますね。


自分の中にある可能性をもっともっと信じたら、

壁を乗り越えられますチョキ

私には、大事な事や、試験の前に必ず思い出す言葉があります。

それは、母が私に遺してくれた


あなたは本番に強い


という言葉です。

記憶を手繰ってみると、中学受験の後だったでしょうか。

「あなたは本番に強いのよ。だから絶対大丈夫だと思っていた。」

と言われたのが最初だったように思います。


その後も、何度か、

「本番に強いから大丈夫!」「本番に強いから心配してない。」と、

言ってくれたと思います。


この刷り込みは、凄く有り難い。


先に書いたように、事あるごとに、私は唱えてました。


有り難う、お母さんお母さん



親のちょっとした言葉、それが子供にとっては大きな勇気につながりますね。