風邪には抗生物質
昨夜、NHKで8時より放映された、「ためしてがってん」は風邪がテーマでした。
「ズバリ風邪に効く薬は無い」知ってましたか?
市販薬は、風邪による咳・くしゃみなど症状の緩和に効果があるが、風邪自体に効果なし。
では?病院では?抗生物質の効き目は?(抗生物質お好きな方も多いのでは・・)
ポイント1抗生物質は、ウイルスでなく細菌に効果があります。
つまり、ウイルスによる風邪に効く薬はありません。(風邪の8割以上はウイルス性)
・・・でも、抗生物質は風邪で病院にかかるともらうよ・・・
では、なぜ抗生物質飲むの?
いままでは、風邪をこじらせた時の為の肺炎予防の為と考えられていたそうです。
エッ風邪が治るのではないの!!と思われていた方も多いのでは
だって、子供の頃風邪引くと親に病院行って抗生物質もらってきなさいと言われたと言う方もおおいのでは?
ポイント2抗生物質は肺炎の予防薬でなく治療薬なのです。
(最近の研究では予防にはイミがないそうです)
しかも、むやみやたらに抗生物質を飲むと、耐性菌が出来てしまうそうです!!
コワイデスネ!!耐性菌有名なところでは「MRSA」名前聞いたことあるのでは?
では?今飲んでいる薬・余っている薬はどうしたら・・・
ポイント3処方してくれた医師に聞いてみましょう!
必要な時に、きちんと目的をもち、医師の指導の下での服薬、もちろん問題ないそうです。
自己判断で服薬やめるのは非常にキケンです。
(意味もなく処方される事無いですよね)
しかし、気になったのは、今までの抗生物質を処方する理由が以下の3つと
出演した医師が説明していました。ホント?だとしたらビックリ!!
1.処方すると、経験上風邪が早く治る気がする
2.肺炎の可能性がある
3.患者側の要請(はやく風邪治して、いい薬ないの・強いの出して)
1,3の理由で処方されていたら・・・・チョット考えちゃいますね。
結論
抗生物質は、細菌の薬なのでウイルス性の風邪(風邪の8~9割はこれ)に効果が無い
しかも、肺炎の予防薬と考えられていたが、予防に効果的なのでなく肺炎の治療薬なので必要ないのに抗生物質飲んでいると、耐性菌が出来てしまう。
だから、単なるかぜの時に飲むと「有害無益」だそうです。
つまり
抗生物質が必要かどうかは 信頼できる医師に診断してもらう。
昔からさじかげんと言いますよね。
(診断してもらう時、早く治して・すぐ治してなどむちゃなお願いは控えましょう)(笑い)
残りの、薬を自己判断で服薬するのはもってのほか!!耐性菌が出来ちゃうかも!!
最後に
しかし、この抗生物質に対する問題は、医師の間でもきっと賛否両論あると思います。
しかし、1番大切なことは患者さんが痛みや苦しみから楽になることです。
これからも、病に苦しむ患者さんに有益な研究が進むことを願います。
残念ながら抗生物質もほとんどの風邪には、効果がありません。(ウイルス性の風邪には無効)