以下は「東洋医学見聞録」西田皓一という高知の内科医の先生がお書きになった本からの完全コピーです。私にとって名著で、基礎なんですが大切な事がたくさん載っていて、勉強になります。こんな文章を書けたらすごいな。とそこらも勉強させていただいています。

昨日「肝欝」について書きました。
ストレスによるものが多いのですが、
「ストレスって一言で片付けないでよ!」
と、言われても、いいお話を出来ないので丸写しですが読んでみてください。

何回かに分けて発信します。
著作権大丈夫かなあ。良く知らないので、おしかりを受けたら消します。


ストレスって医学用語になったのは1936年からなんですよ。でも東洋医学では2000年前にはその考えがあったのです。

 ストレスという言葉は、金属を曲げたり、重力などの刺激(ストレス)を加えるとヒビが入ったり折れたりする。この意味で用いられていた言葉で、元来、医学的な言葉ではなかったようである。

 1936年にカナダの生物学者ハンス・セリエはストレス学説を唱え、人は耐え難い刺激を受けると、胃潰瘍、高血圧など様々な身体的な異常が生じることを主張した。以来、精神医学は重要な課題になってきたが、精神的な要因が重視され出したのはごく近年になってからである。

 一方、東洋医学のストレスに対する認識は2000余年の昔、中国では春秋戦国時代に書かれた『黄帝内経』の七情学説に始まる。
 
喜、怒、憂、思、悲、恐、驚、これらの過度の感情は心理的なストレスとなり、様々な病気の原因になるというのである。

 現在でも実際の臨床の場において大事な理論体系をなしている。
 
中国の後漢(西暦200年頃)に書かれた『傷寒論』にも臓躁(ヒステリー)、奔豚気、梅核気(ヒステリー球)、百合病などの心身症と思われる症状が出てくる。当時は、現代に比べれば比較的のんびりしていたであろうに、人の悩みはいつの時代でも変わりようはないようである。
 
東洋医学では「気」は精神的な意味も含めて、病因として最も重視され、現代でも「病気」として用いられているのは周知のごとくである。「東洋医学は心身の医学」といってもよいと思っている。

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