私は就職説明会で学生によく聞くことがあります。
「どうして治療家になろうと思ったのですか?」
ほとんどの人が誰かに勧められたのではなく、自分で選択しています。
「内発的動機付け」ですね。
これが大切ですから、最初に確認しておきます。
しかし、やがて日常に追い回され、現状に押しつぶされそうになった時には、この「初志」を忘れていることがあります。
なぜ、自分は治療家になりたかったのか・・・?
昔の初志を忘れて、未来の目標を見失うときがあります。
この時に前池はいつも「初志貫徹」という言葉を思い出します。
何のために今の勉強をしているのか?
何のために今の掃除をしているのか?
何のために今、本を読んでいるのか?
それは、どんな未来に繋がっているのか?
イチロー選手が日本のプロ野球チームにいた頃、ホームラン王争いのトップに立っていたあるチームメイトが、
イチロー選手にその重圧を吐露したことがありました。
するとイチロー選手は、「 ホームラン王になりたくて野球をしているのですか? 」と聞き返したそうです。
「 誰かに勝った時にではなく、自分が定めたものを達成した時に満足できる 」・・・これはイチロー選手の言葉です。
彼が大リーグで84年間破られることのなかったジョージ・シズラーのシーズン最多安打記録を抜くことができたのも、
何のために小さいころから毎日練習をしていたのか?
何のために苦しいトレーニングをしていたのか?
野球をやっている意味が明確だったからだと思います。
・・・皆さん、いかがでしょうか?
私も今年はまだあと1ヶ月もあるので、最初の動機と未来の目標を思い返して、今やっていることにどんな意味があるのか?
何のためにやっているのか?
どこに繋がっているのかを考えてみます。
私の初志は「人の役に立つ人間になる」です。
あさひ整骨院で治療、骨盤矯正や猫背矯正をしているのは、何のためなのかを再確認しながら施術していきます。
今日もみなさんに善きことが太陽のように降り注ぎますように。