今日は世にも珍しい
出来事がありました。



今回はその事について
書かせて頂きます…



今日は塾に毒舌野郎篠原
と塾に行った



4時ごろ空腹間に
耐えられなくなり
よっしーへ。


そして、晩飯用として
2人で105円のインスタント
焼きそばを買って
また塾へと帰っていった





7時頃空腹間再来…



先ほど買ったインスタントを
手にもち、
2人でファミマにあるポットを
目指し飛び出していった

だがこの後、
あのような悲劇が起ころうとは
2人には知るよしもなかった…




焼きそばはファミマで買ったものではなかった。


いつものように
何か買えばポットを
使っても店員に
何も言われまい、

と思い自分はガムを、
篠原はこっぺぱん(大好物)をそれぞれ買った



今回の店員は強者だった


俺はなるべく店員に
見つからぬよう、
ぱぱっとお湯を流し込んだ。


しかし、篠原は見つかった

店員に…


店員「そちらの商品はどちらでお買い上げになりましたか?」


篠原「あっ……えっと…すいません」

篠原は焼きそばに
お湯を注ぐのに失敗した。

そしてファミマから塾へと帰る間、
篠原の毒舌トークが始まった。


篠原「なんだあのニート店員
お湯ぐらいタダで入
れさせろブス」

「こっぺぱん買って
やったんだぞあり
がたく思えカス」

などなど、
激しいののしり様であった。


俺は笑いをこらえるのに
精一杯だった。


これが格差社会なのだ
と感じた



塾の休憩室で
麺が伸びないうちに
と思い俺はさっそく
食べ始めた



篠原は…


焼きそばに水道の
冷たい水を注ぎ始めた


何の迷いもなく…



その光景を
目の当たりにし、
何か心に突き刺さる
ものを感じた


そして篠原は3分のときが
経つのを待った


3分が経った


水を捨て固いままの麺にソース、青のりをかけ食べようとした

しかし彼は箸も
ないことに気づいた


ファミマで箸ももらえなかったのだ


彼は何の躊躇いも、
何の羞恥心もなく、
手づかみで麺を
食べ始めた


彼はひたすら食べ続けた

「半分やるよ」と俺が
言ってもただ首を横に
振るだけ


口のまわりと手がソースでよごれていた



彼は食べ切った…


俺は笑いしか込み上げて
来なかった


必死に笑いをこらえた



なんて声をかけたら
いいのか分からなかった

哀れな人間とは
こういう奴の事を言うのだと、
俺はこの時悟った…