音楽界に「神童」と呼ばれる人がいます。天才少女ドラマー、天才少年ギタリスト、天才少年ジャズピアニストetc.・・・。「まだ子どもなのにこのテクニックはなんだろう」。大体において、こう思います。「たった8歳でこの演奏!将来が楽しみ」、こうも思います。しかし、月日が経ちかつて「神童」と呼ばれた人は、いつのまにか「普通」の人になっている場合が少なくありません。
音楽界の「神童」と呼ばれた人の中で、この女性は30年も常に上のステージで活躍し続けています。その技術や音楽スタイルも当然素晴らしく、また美形という点も大きな魅力を放っています。
その人は、ギタリストの村治佳織さん。国内外のビッグアーティストとのコラボでも有名です。
村治佳織
今日は「いい女シリーズ第7弾」として村治佳織さんをご紹介させていただきます。
「いい女シリーズ」では、女性ミュージシャンがどんな素材の服(着物)が似合うかを書かせていただいています。では、村治さんにはどんな素材がお似合いでしょうか。それは、シフォンではないでしょうか。シフォンは、シフォンケーキの名前の由来にもなった生地。透け感がありふんわり柔らかく、軽いけれど強度は高いのが特徴。
シフォンのウェディングドレス(画像拝借)
高級感があるので、イブニングドレスやクラシック・バレエなどダンスの衣装によく使われていますね。みなさんに一番親しみがあるのは、女性の憧れウェディングドレスではないでしょうか。
子どもの頃の一張羅に、シフォン素材の洋服を着たことのある人もいるのではないでしょうか。ロイヤルファミリーの帽子やコサージュにもよく見る素材です。
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村治さんの演奏の中で、お気に入りの一曲をご紹介しましょう。多くの人が知っている『ハウルの動く城』のテーマ曲。切ないメロディーにのって一音一音が拡張し、ある時はまろやかに、ある時は鋭く。やや不機嫌にも見える村治さんが、とてもクールで素敵です。
村治佳織
Hisaishi:Merry Go Round of Life / Kaori Muraji
人生のメリーゴーランド /村治佳織
スタジオジブリ映画『ハウルの動く城』(2004年)のテーマ曲。デビュー25周年記念の映画音楽を集めたアルバム『シネマ』(2018年)に収録。アルバムには、「ニュー・シネマ・パラダイス」「ゴッド・ファーザー」なども収められており、聴きごたえ十分な一枚。デビュー30周年記念ライブが12月2、3日に紀尾井ホールで行われる。
*以前ご紹介した村治佳織さんの記事です。
*「いい女シリーズ第6弾:カシミアの似合う女~メロディー・ガルドー」
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風に揺れる柔らかな素材であるシフォン。やわらかく軽いのに強度がある。一本芯の通った人によく似合う素材かもしれません。
そんな高級感のある黒のシフォンがよくお似合いなのが、村治さんです。「神童」と呼ばれ、世界的なギタリストとして活躍してきた村治さん。そんな彼女が纏うシフォンは、その下にあるやわらかな素肌を守る鎧なのかもしれません。
ご自身もご病気などでお休みをしていた時期があるようですが、デビュー30周年を迎え、ますます精力的に音楽活動をなさっています。いつかホールの最前列で村治さんの演奏を聴いてみたいです。その時できれば、シフォンを着てくださっていたらうれしいな。
月曜日
今週も
こころのネジをギコギコ
今日もお読みくださりありがとうございました。
<私事ですが・・・>
来年2月にメンタル系の検定試験を受ける予定です。今年、3月に奇跡的に国家試験に合格、その後、新たな勉強を始めたのですが7月に新しい仕事がスタート。勉強は疎かになっていました。2024年2月まで残り2カ月。何とか挑戦してみます。ブログは試験が終わるまで、お休みとさせていただきますのでご了承ください。それでは、またお目にかかれる日まで。