この歳になって思います。どうしてもっと素肌を整えてこなかったのか、と。最近の衰え速度が、リニアモーターカーばりにすごいのです。

 

 

乙女盛りの80年代、ガングロまでは行かなくとも巷の女子は、小麦色の肌に皆が憧れていました。海から遠い町には「陸(おか)サーファー」がいたし、「目指せ小麦色」という謳い文句で「コパトーン」が売れ、「火照りを冷やせ」という謳い文句で「シーブリーズ」が売れた時代。(謳い文句は、私の記憶上)

 

 

ところが、今は美白の時代。シミ、シワを隠せとばかりに「ミラクルファンデーション」なるものも売られているし、化粧品業界もあの手この手でがんばっています。ナンセンスと思いながらも少しこころ惹かれるのが、レーザーによるシミ除去やヒアルロン酸注入によるシワ隠し。「ちょちょいのチョイでやってみました」という人の話を聴くと、そんなに簡単なら・・・と思います。

 

 

けれど、やっぱりできそうにありません。それをやっていたらキリがなくなって、あっちこっちの修正をしなければならないようで。自然が一番。醜くてもあくまでも自然のままに。作り物でもなければ借り物でもない、これが私自身。そう胸を張っていたい気がします。

 

 

時々、思い出します。20代のころ通っていたヨガ教室で顔見知りだった女性の肌を。当時その方は、60代だったはず。彼女の肌は、とにかく肌理が細かくて白くてもちもちで。まるで「雪見だいふく」のように薄くてなめらかな肌にいつも吸い込まれそうでした。その方曰く、お肌のお手入れは、洗顔後化粧水をパパっとつけるだけ、とのこと。やっぱり土台がちがうんだろうとそのとき思いました。

 

 

今、その方の年齢に近づきつつある自分。鏡を見ると明日でも明後日でも消えないであろう一生モノのシミやシワ。ある時から諦めました。開き直りでしょうか。「山女に色白は似合わない」って。でも、やっぱり美しい素肌に憧れます。真矢みきさんの声が聴こえてきそう。「諦めないで!!」って。

 

 

 

 

そんなこんなで、自分で化粧水を作ってみました。今から化粧品会社をやるつもりはないですが、流れです。

 

 

大学の先生から「ハーブチンキ」の作り方を教わったのです。ハーブチンキとはまったく関係のない「精神保健学」の授業の後に先生が紹介してくださったのです。私は、さっそくトライ。ローズマリーやラベンダー、カモミールなどを無水エタノールに漬けるだけ。ハーブチンキのチンキ(tincture:チンキ剤、色合い、染める)とは、ヨードチンキのチンキです。どんな風にハーブチンキを作ったか? それは、曲の後にご紹介しますね。

 

 

 

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今日のテーマには、この女性。カナダのシンガー&トランペッター、ブリア・スコンバーグ。歌はもちろん良いのですが、素肌が美しいのです。MVでしかわかりませんが、化粧っけのない素肌。それが、とても美しい。そして、白い歯が眩しくて。

 

 

知り合いのカナダ人女性もこんな肌質です。カナダ出身と聞いたからか、どこか共通点があるように思えます。カナダも広いのにね。

 

 

 

Bria Skonberg

 

 

Que Sera,  Sera (Whatever Will Be, Will Be)/Bria Skonberg

ケセラセラ /ブリア・スコンバーグ

 

 

 

 

ブリア・スコンバーグは、カナダ出身のジャズ・シンガー、トランペッター。2009年にデビュー。この楽曲は、アルバム『Bria』(2016年)に収録。オリジナルは、1956年にドリス・デイが歌った。ヒッチ・コックの映画『知りすぎていた男』の主題歌。日本に「ケセラセラ」という言葉を浸透させたのがこの曲かもしれない。

 

 

(歌詞)

When I was just a little girl

I asked my mother, what will I be

Will I be pretty? Will I be rich?

Here’s what she said to me

 

私が単なるおチビちゃんだったころ

お母さんに尋ねたの 大人になったら

可愛くなれる? お金持ちになれる?って

それを聞いたお母さんはこう言ったわ

 

Que sera, sera

Whatever will be, will be

The future’s not ours to see

Que sera, sera

What will be will be

・・・・

 

それはケセラセラよ

なるようにしかならないわ

未来は私たちにはわからない

それはケセラセラよ

なるようにしかならないわ

・・・・

 

 

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【ハーブチンキの作り方】です。

 

①ハーブ(ドライでも可)を無水エタノール(35度以上のお酒でも可)に2週間以上漬ける。

 

 

 

 

 

②2週間後は、こんな状態。透明から濃い緑色へ。

 

 

 

 

③ハーブを取り出して茶こしでこすだけで原液のできあがり。ハーブチンキを精製水で薄めてグリセリンを足せば、化粧水の完成。その他、ハンドクリーム、ルームフレグランス、入浴剤など、実験工房のように。

 

 

 

 

*使った材料。

 

 

 

*ハーブチンキの作り方サイト

 

 

 

 

 

手作りの化粧水を使い始めて、なんだか少し潤っている気がします。成分もあるのでしょうか。コスパが良いので大量に使えます。惜しむことなく、バシャバシャと。

 

 

これからの季節、お肌も空気も乾燥しますからね。入浴剤は、お風呂タイムが楽しいものに。冬になると、ほんのりとラベンダーが香るルームフレグランスが、殺菌効果でウィルス除去になるかもです。

 

 

月曜日

今週も

こころのネジをギコギコラブレター

 

今日もお読みくださりありがとうございました。