雨の日はちょっと気持ちもブルーになります。

 

気圧のせいもあるけれど。

 

 

今日は、「雨にぬれても」の曲を聴きながら、

雨にまつわる私の水色の1ページを

振り返ってみたい…。

そんな気分です。

 

 

Raindrops Keep Falling on My Head 

/B.J.Tomas

雨にぬれても 

/B.J.トーマス

 

 

 

 

1969年に公開された映画『明日に向かって撃て!』の挿入歌。B.J.トーマス(1942年~)はアメリカ出身、60年代~70年代にかけてヒット曲を歌った。ディオンヌ・ワーウィック、アンディ・ウィリアムスなど多数のシンガーがカヴァーしている。

 

 

(歌詞)

Raindrops keep falling on my head 

And just like the guy whose feet are

Too big for his bed

Nothin’ seems to fit

Those raindrops are fallin’ on my head,

 they keep fallin’

 

降りしきる雨が僕を濡らす

小さな寝床で足がはみ出るように

何もかもしっくりこない

僕の上に雨は降り続き、

止みそうもない

 

 

*******

 

 

私の通っていた高校は、少し小高い丘の上にありました。

緑深い丘の急な坂を登り切ったところに建っている学校。

 

その学校は、県でも有数の進学校で

勉強が大変だったことを今でもよく覚えています。

私は、いつも友達から数学のプリントを写させてもらい、

なんとか落ちこぼれることなく授業に参加。

 

 

ある時、校舎と体育館を結ぶ渡り廊下が工事中に。

 

 

それは、雨の日。

 

体育館に用事のある人たちは、みな傘をさして移動。

私はバスケ部で、

体育館の部室がもはや自分の部屋のような感覚で

学校生活を送っていました。

 

バスケの練習を終え帰ろうとしていたら

ちょっと気になる男の子が、体育館前でたたずんでいました。

 

もしかして、傘がないのかな?

きっと誰かが彼の傘をさして行ってしまったんでしょう。

 

 

私は、勇気を出して言いました。

 

「傘に入っていく?」

 

体育館と校舎まで、たった8メートルのあいあい傘。

雨は、バケツをひっくり返したような勢い。

それに比例して、心のわくわくが大きくなって。

小走りになるふたり。

私は、この雨が永遠に続いてくれたら、とさえ思ったほどです。

 

 

 

 

 

 

憂鬱な雨の日も

誰かとあいあい傘をすれば

楽しい雨になるかしら。

 

 

今日も読んでくださりありがとうございました。