世界経済にとっても一刻も早い停戦が待ち望まれるが、米イラン政府双方の過激なレトリックが戦争をエスカレートさせている。さらに停戦の障害はこれだけではない。イラン側は、トランプ政権の中では相対的に、戦争継続に批判的なバンス副大統領との停戦交渉を望んでいたが、本日、パキスタンを通じてバンス副大統領との交渉を模索していたイラン元外相カマル・ハラジが殺害されたことが確認された。アメリカによる攻撃か、イスラエルによる攻撃か、後者だった場合アメリカが承認していたかどうか、まだ解明中だが、これまでイスラエルは停戦交渉の担い手になりうる穏健派や有力者を殺害してきた経緯があり、イスラエルが再び停戦交渉を妨害しようとしている可能性がある。アメリカによる攻撃だった場合には、アメリカがどれほど停戦交渉に本気なのかが問われる事態だ。