Nibble your way to nirvana | Nibble your way to nirvana

Nibble your way to nirvana

日々のあれこれ


たとえば

声を出したはずなのに
出ていなかったり


見たはずなのに
マボロシだったのかもしれなかったり


重要ななにか、が欠けていたり
そのなにか、がなにか分らなかったり


得体の知れない恐怖や罪悪感とか







秋も深くなって
もうすぐにも冬の風が吹きそうな時期


刈り入れの終わった畑の真ん中に
一人で立っている


そして

世界で最後の馬車が

ぼくを乗せないで
丘の向こうへ去ってゆく


ぼくは
それを見送るばかりで

声に出して呼ぶこともできない





最後の馬車の話。


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