「北海道命名150年」とやらに寄せて。
今日(8月5日)北海道札幌市の とある体育館で行われる式典、を始めとする「北海道命名150年記念」事業群。
明らかに政府の「明治〔維新〕150年」啓蒙活動と連動している此の事業群、全日本共和党も、〔アイヌの有志(「ピリカ全国実行委員会」が前述式典の開催の中止を求める声明―7月17日記者会見)とは別の意味で〕距離を置いております。其の主な理由を語るには、江戸時代の初期・1620年(元和6)に迄、遡ります。
アメリカ開拓(1620-1783(天明3))―連合王国(イギリス)から渡った102人の「清教徒」(ピルグリム・ファーザーズ Pilgrim Fathers)及び其の子孫達に拠る―と暫し比較の上で語られる、北海道開拓(1869(明治2)-1874)の話。
両者の共通項と言えば、先住民が居た事、位ですよね。
違う事が、少なくとも2つは確実に在ります。
アメリカに渡った清教徒と其の子孫達は、
第一に、母国であるイギリスの王室や政府に反抗して其処を飛び出し、母国の意向とは全く違った方向に開拓そして国造りを進めた事。
第二に、緊張を伴う三権―立法・行政と司法―分立に基づく民主政治の制度、其を制御する「憲法」を独創的に考え出した事。
即ち、彼等「…清教徒…」は、専制君主制からの自由を求める人々の自発的な共同体として、開拓を他から言われる事無く自ら進んで行い、独自の国家を築いた。憲法も彼等が世界で初めて造りました。
一方、「蝦夷地」改め北海道に渡った「和人」達は、時の中央の意向・即ち明治政府の指示及び命令に殆ど実直に従って開拓を進めた、迄です。
天皇の「威光」を背後とする明治政府に拠って進められた北海道開拓〔←本日開催の「記念式典」が天皇夫妻の臨席を得て執り行われるのも、此の事を改めて確認し肝に銘ずるが故なんでしょーね。――余談乍ら〕。
其の所為在ってか、鉄道(JR)の今後を巡る動き〔九州の場合―7県に跨がるが故、単純には比較出来ぬが―とは余りに対照的!〕を語る迄も無く、北海道では大方、「後ろ向き」の動きが目立ちますね。経済―北海道生まれの「遣り手企業家」の話なんか殆ど聞いた覚えが無い―に限らず、政治に関しても。「縒り民主的な憲法を自分達の頭と手で」旨の志で其の具体案を語ってる北海道生まれの政治家なんか、聞いた覚えが無い。
結局、北海道に関しては、どの分野についても、所謂「内地」(=北海道と沖縄以外の日本の領域)更には外国から「遣り手の人材」が降臨(?)しない限り、前へは進まない―と云う事なんでしょーかねー…。
▲本文の作成に際しては、『ウイキペディア・フリー百科事典』を一部で参照しております。

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