新型コロナウィルスの影響でいろいろなことが起こっています。
・公立の小中学校の春休みまでの休止要請
・スポーツ・文化の大規模イベントの中止要請
・百貨店・ショッピングセンターなどの営業短縮
・テーマパークの休園
それに伴って自分が仕事としているダンス業界にもたくさんの影響が出ています。
そういったいろんな状況の中で思ったことなのですが、
実はダンスとかエンターテイメントって『非日常』を売りにしていますが、
『日常』性を表すものでもあるんですね。
例えばクラブなんかは昼間お仕事をしている方に、
仕事中では味わえないような大音量の音楽やお酒や暗闇の中でのライティング、
なんかを提供してリフレッシュして帰ってもらう場所です。
そして、そういった場所は今回のような社会全体が対応しなければならないような事態になると、
真っ先に停止してしまう部分でもあります。
インフラや食料品の生産・流通は生死に関わるので止められませんが、
ダンスはそうではないので。
ある意味仕方のないことだと自分は思っています。
しかしながら、今度は今まで『非日常』だった部分が強烈に『日常』性を帯びるようになります。
「あ~、早くいろんなことがうまくいって元通りになってまた踊れるようになりたい」
と日常の一部として、強烈に願われるようになると思います。
ですので、実はダンスを踊れる場所というのは『日常』の象徴でもあるのです。
こういったある意味の二面性が実は大事な部分であり、
この業界で仕事をするものとして意識しておかないといけないな、
と今回改めて思っています。
3月中に今回の新型コロナウィルスの影響が落ち着くことを願うとともに、
また今まで通り『非日常』な空間を『日常』的に提供できるように、
準備をしておきたいなと思います。
最後に、
自分が主催するStudioENTRADAではレッスンは通常で行っています。
またスタッフとして参加するStudio TANGUERAではミロンガは休止、レッスンは通常です。
どちらも手洗いうがい等の感染予防をお願いしながらの営業になります。
このようなときですが、もしストレスが溜まってきたりしたときは、
ぜひ気分転換に使っていただけたらと思っています。
最後に、と言いながらもう一つ。
有事でのエンターテイメントのあり方を象徴している大好きな映画のシーン。
もちろん映画でフィクションですし、時期外れですが(^_^;)