東大教授の児玉さん | カキューンの野望

カキューンの野望

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3.11の東日本大震災があってから、

自分の周りは表面上、かなり地震以前の状態に戻ってきています。



有難いことに仕事もそのまま続けられているし、

うちの近所には地震による物的被害は少なかったので、

街並みもそのまま。



羽祢田工務店の仕事場がひどいことになっているのは早くどうにかしたいですが、

そっちはなかなか時間が取れません(>_<)





とはいえ、これはたぶん表面上のこと。


水が深いところでは穏やかな水面の下で水が渦を捲いているように、


実は生活の深いところでダメージがあって、


それが少しずつ表に出てきたりしています。




例えばTDRにあるシルク・ドゥ・ソレイユシアター「ZED」は、


残念ながら12月で終了してしまいます。





以前なら会社的な体力もあり、

抱えられていたものが、



今の状況だと厳しくなっている、ということなのでしょう(>_<)





震災があって、関東~東北のいろんなものが一時的にストップして、


そのときの影響ってのはこれからどんどん出てくるものであって、


まだまだ終わってない、


始まったばかりなんだろうな、と思います。







さて、


twitterで知ったのですが、

今日、衆議院厚生労働委員会にて児玉龍彦

(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ
総合センター長)

さんが意見を述べていたそうで、


その内容がとてもいいものでした。


下のリンクから文章で読めます。

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65754131.html



具体的で、


実際的で。





思えば震災があってから、


いろんなものが明るみに出て、


あるものはまったく信じられなくなって、



今までハッキリ見えていると思っていたものが、


実はだいぶあやふやで流動的なもので、、、




ってのばっかり目の当たりにしてきました。





それに比べると、


この児玉さんは、


自分の専門的立場から今はっきりしている問題点を挙げて、


それに対する提案までしている!




「ひょっとしたらこの人の言うとおりにしたらうまくいくかもしれない」




そう思わせてくれるような内容です。





これに対して政府や政治家のみなさんは、



この人の言っていることが正しいのか、


それに対して現在国が行っていることはどういう意図があるのか、


その提案はどのくらい可能性があるのか、


どこまでできてどこからできないのか、



そんなことをキチンと国民に伝えていってほしいと思います。





以下は一部引用になります。



第三番目、国策として土壌汚染を除染する技術を、民間の力を結集して下さい。これは例えば東レとかクリタだとかさまざまな化学メーカー。千代田テクノルとかアトックスというような放射線除去メーカー、それから竹中工務店などさまざまなところは、放射線の除染に対してさまざまなノウハウを持っています。こういうものを結集して、ただちに現地に除染研究センターを作って、実際に何十兆円という国費をかかるのを、今のままだと利権がらみの公共事業になりかねない危惧を私はすごくもっております。

国の財政事情を考えたら、そんな余裕は一瞬もありません。どうやって本除染を本当にやるか。七万人の人が自宅を離れて彷徨っているときに国会は一体何をやっているのですか。以上です。




最後の一行は、本当にそう思う!