病棟個室に戻って来れて、ここまでの経過は良好。
どうもICUにいる頃から意識がボーッとする感じが抜けなくて漠然としたしんどさがあった。
まだ痛み止めが多く入っている事が影響しているのか、、。
個室に戻ってオムツが外れて携帯トイレで用を足せるようになった。しかし、お腹の調子が悪くほとんどご飯が食べられない。
食事は半粥に通常のおかず。K大病院の食事の味は悪くない。
水分も取らなきゃいけないけど、飲み込みの問題からトロミを付けた水しか飲めない。これが気持ち悪くて進んで水分を取る気になれない。
食べるとすぐ下るの繰り返し、ICUから出てからも体重が減っていた。
プレドニンの内服量が多いので食事前に血糖値の測定が始まる。
血糖値の結果によりインスリン注射を行う。
相変わらず背中、肩が痛い。ベットを降りて椅子に座り母にガッツリマッサージをしてもらった。
意外と上手い!かなり体も頭もスッキリした。
術後、体が固まってしまっていたのをかなりほぐせた感じがした。
ICUなどで思うように身動きが取れない患者にとっては背中や肩のコリはよくある問題だと思う。
リハビリで体を動かす事で次第に解消されるかもしれないが、リハビリとは別でマッサージしてくれるようなサービス?があると良いのになーと思った。
ICUから戻ってからも1番辛かったのがほとんど眠れなかった事。
眠剤を内服しても眠気は襲ってくるけど眠りに入れるまで行かない。
夜になると体が中から熱いのを感じる、それも眠りに入るのを妨げてある感じがあった。
でも足などの末端は寒い。冷やすべきか温めるべきかわからない。
3日間くらいほとんど寝れていない、朝は体がだるくてご飯も2口、3口しか食べられない状況が続いた。
頭もボーッとしていて心ここに在らずみたいな感覚だった。
夜も眠れず薬のせいもあってか不思議な物を見る事もあった。
母にそんな不思議体験をした事を話した、大きな手術を経験したんだからそんな事もあるよと言われた。
今は亡きじーちゃんやばーちゃんも心配して来てると母が言った。何となくそんな気がするらしい。
その話を聞いてハッとした!術後頭がボーッとして体がしんどい事ばかりに囚われていた気がした。
大きな手術を乗り切れた事、見守っていてくれたであろうじーちゃんやばーちゃんへの感謝を忘れていた。
その事を思い出してから意識が自分に戻ってきた感じがした。
夜、手を合わせて手術を乗り超えられた事をご先祖様に感謝した。
その日の夕食は頑張って半分食べられた。
10日目、首からの点滴が外れ、腕の2本と背中の痛み止め点滴だけになった。
11日目、早朝、看護師がSPO2が下がっているようで見に来た。モニターを見るとSPO2が90まで落ちていた。採血とレントゲンから若干の肺炎が認められた為、抗生剤の点滴を開始。
妻とお義父さん、娘が車で3時間かけて来てくれた。
家族であっても5歳以下の子供との面会は出来ないので1歳8ヶ月の娘には遠くから手を振る事しか出来なかった。
翌朝もSPO2が90まで低下、カニューラによる酸素吸入3ℓを開始。
相変わらず眠れてないので体はしんどい。
担当医が来て、肺炎の原因追求の為に気管支鏡などの検査が必要になると言われた。
母が呼ばれ、詳しい説明を受けた。
気管支鏡をするには、また全身麻酔での処置が必要になる為、人工呼吸器の装着、気管切開も必要になるだろうとの事だった。
ICUへの出戻りプラス気管切開、さすがにショックは隠せなかったけど前向きに行くしかない!と気持ちを強くと、言い聞かせた。
昼前看護師さんに見送られてにベッドごとICUへ戻った。
ICUに戻るとICUの看護師さんは私が意外と元気なのを見て拍子抜けしたような感じだった、もっと切迫した状況だと思っていたらしい。
昼になるにつれて体は楽になっていた、再度採血をして様子を見る事になった。
朝と比較すると炎症の数値が下がっていた、前日から開始した抗生剤が効いたのか、このまま数日様子を見る事になった!
翌日も炎症の数値は下がっていて気管支鏡の検査などの必要は無くなった。3日間はICUで様子を見て再び病棟へ戻れる事になった。
人工呼吸器の挿管、気管切開となれば少なくとも1週間ICUに居なければいけなかったであろう事を考えると3日で戻れた事は本当に良かった!
ICUで体が元気な中での3日間は暇だが、音楽を聞いたりリラックスして過ごせた、夜は少しづつ眠れるようになって来ている。
ICUの看護師さんはこんなに元気な患者さんICUに居ないと言っていた笑。よかった。よかった。