えー、実用書をコメント付きで紹介するコーナー(?)第三弾。早速紹介していく。

1冊目
『「ポッキー」はなぜフランス人に愛されるのか?』
三田村蕗子(ふきこ)著

「"ミカド”は”ポッキー”のヨーロッパ版だが、ブランド・アイデンティティは”ポッキー”と天と地ほど異なる。アジアの”ポッキー”が元気ハツラツ、明るく陽気なティーンエイジャーだとすれば、”ミカド”は完全に大人。味も”ポッキー”より濃厚だ。」

【コメント】
グローバル市場で展開するための重要なヒント。オリジナルの市場である日本とは異なる意味づけを行なって成功したという好例。市場に合った訴求の仕方が重要になる。


2冊目
『進化系ビジネスホテルが予約が取れないほど人気なワケ』
永宮和美著

以前なら、そうした(編注:シニアや団塊の)グループ客はシティホテルのツインやトリプルを利用していた。しかし、いまはリーズナブルなビジネスホテルのシングルを選ぶ。仲の良い遊び友達であっても、プライバシーは確保したいという意識が強いようだ。

【コメント】
ビジネスホテルのはもはや「ビジネスマン」のためのホテルではない。集団→個への変化を観察して「リゾートのようなビジネスホテル」という発想に行き着けると成功する。

3冊目
『案本』
山本高史著

「あらゆる人や事実は、他の無数の人や物事や事実と、結びつきながら存在している。真ん中になにを置くかを決めるのは、考える作業上、とても重要なこと。でも、真ん中だけ見ていても、見続けていても、豊かなイメージは作れない。」

【コメント】
日本企業は真ん中の価値ばかりを訴求しすぎる。著者は自らの失敗例も隠さず、周辺にあるものを織り込んでいくことの大切さを説く。


4冊目
『情報の文明学』
梅棹(うめさお)忠夫著

外胚葉諸器官のうち、もっともいちじるしいものは、当然、脳神経系であり、あるいは感覚器官である。脳あるいは感覚器官の拡充こそが、その時代を特徴づける中心的課題である。

【コメント】
数々の内容が現実となった名著に残された最後の「予言」はこれ。感覚器官を満たすもの。つまり触り心地やフィーリングなどにこだわった商品にチャンスがくる。


どれも確実にあなたのスキルをアップさせてくれる名著だ。時間が限られている人生の中でどれだけ時間を有効的に使えるかが大きな鍵となってくると信じている。