ソロアルバム発売を控えてときめく時間を過ごしていたG-DRAGONは絶望した。
発売日を控えてタイトル曲「Heartbreaker」が盗作論議に包まれた。
自分の一日一日をUPしながらファンたちと交感していた貴重な空間であるme2DAYが急に冷たくて恐ろしい空間に変わってしまった。
「盗作であろうがなかろうがそのようなレッテルがつくのは恥ずかしいことだと思います。
インターネット上では互いに'盗作だ' '違う'という争いが起きたし、企画会社はアメリカに行って是非を問おうとしたんです。
法廷での争いまで起きそうだったし、全ての事が手に負えなくてつらかった。
僕はただ人前で踊って歌うのが楽しいだけなのに。
人々の認識は僕が意味しない方向に流れ、狂ってしまいそうでした。
だが最終的に下した結論は歌手がすべての論議に対して答えを出さなければならない場所はステージだということでした。」
彼はどんな話をしても効果がないことが分かったし,俳優が演技で表現をするように歌手はステージで表現しなければなければならないと思った。
「僕が作った音楽を、僕が責任を負うことができる場所はステージしかないと思いました。
自分のステージで残念な姿を見せたなら、ファンに謝罪をしなければと思ったんです。
ベストを尽くして人々に楽しみを与えれば僕の気持ちを分かってくれると思いました。」
彼は幼い頃から論議の中心に立つことに慣れていた。
小さなことも大きくしてしまう不思議な力が彼にはあるのだろうか。
しかし、ファンとアンチファンたちの関心が彼にはかえって原動力だ。
「僕に対する記事が出れば一番最初のコメントは悪口です。
僕も人だから探してみます(笑)
ファンの方々よりも先に見て悪口を書いてくださるんです。
ある意味、感謝しています。
この方が本当に僕が嫌いならば関心を持っていないはずなのに。
僕の最後の瞬間に期待があるから、ずっと確認するんだと思います。
"こいつ、本当に嫌い。だけどずっと関心がある"こんな感じ。
そんな方々がいるからこそ一生懸命にするべきだと思います。」
大衆歌手と大衆は切っても切れない間柄だ。
関心と非難も硬貨の裏表だ。
「'誰が勝つかやってみよう'でなくアンチファンが減るまでずっと一生懸命にしなければならないですね。
僕がファンに勝ってもいけないし、大衆と歌手はかみ合わさって行かなければならない。
弟子になった気分です。
弟子として宿題をしてきて、先生によく見られたい、そんな心情なんです。」
大衆と芸能人の法則まで貫いている若年寄りみたいな彼だが、本人が受けた傷をあえて隠そうとはしなかった。
「非難を受ける人の立場では何十万倍つらいです。
韓国という狭い国でそのような位置になれば正直落ち込みます。
理解はしながらもとても苦しかったです。
もう少し翼をつけて飛ぼうとするけど、ここで落ちてしまうと、あまりにも多くの道を来てしまって戻る道もありません。
努力しているので、もう少し美しく見て下さればと思うのが僕の正直な心情です。」